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爪甲下角質増殖症とは?原因や改善方法を解説!

足の爪が普段より厚くなってきたり、黄色っぽく変色してきたりしていませんか?その症状が見られたら、「爪甲下角質増殖症」を発症している可能性が考えられます。

爪の下に角質が溜まって爪全体が分厚くなってしまうこの症状は、放っておくと靴を履く時に痛みを感じたり、歩きづらくなったりしてしまいます。

この記事では、爪甲下角質増殖症の原因や改善方法などについて詳しくご紹介します。

目次

爪甲下角質増殖症とは?

爪甲下角質増殖症は、爪の下に角質が異常に増えてしまう症状です。爪がくっついている土台部分(爪床)と爪の間に角質が溜まっていき、その結果、爪全体が持ち上がるように分厚くなってしまいます。水虫のようなカビの感染や、乾癬などの皮膚の病気が原因で起こることが多く、爪の形がガタガタと変形してしまうこともあります。原因となる病気が隠れていることが多いため、自分で爪を削ったり切ったりするだけでは、根本的な解決にはならないので注意が必要です。

症状と見た目の特徴

爪が普段よりもずっと分厚くなり、症状の程度によっては3mm以上の厚さになることもあります。本来、爪は指先に向かってまっすぐ伸びていくものですが、この症状では爪の伸びが遅くなり、形もガタガタと崩れてしまいます。また、通常は爪床にしっかりくっついているはずの爪が浮いて剥がれてきます。色にも変化が現れ、健康な爪のピンク色ではなく、黄色くくすんだような色になるのも特徴です。症状が進むと、靴を履いたときに圧迫感を感じたり、歩くときに痛みを感じることもあります。

発生する部位

爪甲下角質増殖症は、足の親指の爪に発生することが特に多いです。窮屈な靴を履き続けることで足先が圧迫されたり、立ち仕事で足に継続的な圧力がかかったりすることが原因となります。手の爪にも起こることはありますが、足の爪の方が圧倒的に多く見られます。

水虫や乾癬などの皮膚の病気に伴って起こる場合、複数の指に同時に症状が出ることもあります。気になる症状があれば、早めに専門家や当院にご相談くださいね。

爪甲下角質増殖症の原因は?

爪甲下角質増殖症が起こるのには、いくつかの理由があります。この症状そのものが独立した病気というよりも、何か別の原因があって、その結果として爪が厚くなってしまうことが多いのです。水虫のような感染症や皮膚の病気、履いている靴からの圧迫、爪の切り方のクセなど、思いがけない要因が爪の変化を引き起こしています。ここでは、どんな原因で爪が分厚くなってしまうのかについて詳しくご紹介します。

基本的な発症要因

爪甲下角質増殖症は、爪の下にある皮膚の細胞が刺激を受けて異常に増えてしまうことで発症します。多くの場合、この症状は何らかの病気に伴う二次的な変化として現れます。つまり、別の原因によって引き起こされる結果として出てくるものなのです。そのため、根本的な解決には、大もとの原因を見つけてそれを改善することが大切になってきます。まれに先天性や遺伝性のケースもあり、また他の爪の病気と一緒に出てくることもあります。

真菌や皮膚疾患の関与

最も多い原因は、水虫の原因となる白癬菌というカビの感染です。このカビが爪の下で繁殖すると、角質が増えて爪全体が分厚くなっていきます。また、乾癬という免疫の異常による皮膚の病気も、爪甲下角質増殖症を引き起こす代表的な原因です。乾癬の方は、爪だけでなく頭や腰、すねなど体の他の部分にも特徴的な皮膚の変化が見られることが多いです。指先の湿疹なども原因になることがあります。これらの病気が爪の下の皮膚を刺激し続けることで、角質が過剰に作られてしまうのです。

外部環境や物理的要因

先の細い靴や窮屈な靴を長時間履き続けると、足先が強く圧迫されて正常な爪の成長が妨げられ、前に伸びることができず厚くなってしまいます。立ち仕事が多い方も、足に繰り返し圧力がかかることで発症しやすくなります。爪を深く切りすぎたり角を切り込んだりする間違った爪の切り方も要注意です。深爪をすると指先の柔らかい部分が盛り上がって爪の成長を邪魔し、爪の下の皮膚が刺激されて角質が増えてしまいます。爪に物を落としたりぶつけたりといった外傷も、後々爪が厚くなる原因になることがあります。

爪甲下角質増殖症の改善方法

爪が分厚くなってしまった時、どうすればいいのか気になりますよね。まずはじめに、原因をしっかりと知って、正しいケアにつなげることが大切です。そして日常生活の中でできる工夫もたくさんあります。靴の選び方や爪の切り方、足のお手入れなど、簡単な方法で症状の悪化を防いだり、予防したりすることができるのです。ここでは、ケアの基本から自宅でできるセルフケアまで、改善に向けた方法をご紹介します。

日常生活で気をつけること

まず何より大切なのは、足に合った靴を選ぶことです。つま先に十分なゆとりがある靴を選ぶことで、足先にかかる負担が減り、症状の悪化を防ぐことができます。爪を切る時は、深く切りすぎないように気をつけ、両端をまっすぐに切るようにしましょう。深爪は症状を悪化させる原因になってしまいます。糖尿病など基礎疾患がある方は、病気のコントロールをしっかり行うことも、症状の予防や悪化防止につながります。また、日頃からフットケアを習慣にすることも、とても効果的な予防方法です。

セルフケアのポイント

自己判断で対処すると状態が悪化する可能性があるため、症状を感じたら早めに専門家に相談してくださいね。医療機関では、増殖した角質を特殊な器具で除去し、爪の状態を整えます。そして白癬や乾癬など、原因に応じた薬が使用されます。施術には時間がかかることもありますが、途中で中断せず適切なケアを継続することで、症状の改善が期待できます。軽度の場合でも、重症化を防ぐために専門家に相談しながらケアを進めていくことが大切です。当院でも、施術を行っておりますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。

爪の清潔を保つ

入浴後は、足の水分をしっかりと拭き取ってよく乾かし、爪と周辺の皮膚を清潔に保ちましょう。爪の間や側面は汚れが溜まりやすい場所です。週に2〜3回、柔らかい歯ブラシや爪ブラシに石けんをよく泡立てて、優しく洗うようにしましょう。洗った後は、指と指の間、爪の周りを1本ずつ丁寧にタオルで拭き取ることが大切です。さらに、保湿効果のあるクリームで足の裏から指先、爪の周りまでしっかり保湿すると、乾燥を防いでトラブルを予防できます。こうしたケアを毎日続けることで、爪の健康を守ることにつながります。

広島周辺で爪甲下角質増殖症にお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!

この記事では、爪甲下角質増殖症の原因や改善方法などについて詳しくご紹介しました。

爪甲下角質増殖症は、爪の下に角質が異常に増えて爪が分厚くなる症状です。水虫や乾癬などの病気、窮屈な靴による圧迫、深爪といったさまざまな原因が重なって起こります。症状が進むと歩く時に痛みを感じたり、日常生活に支障が出たりすることもあるため、早めの対処が大切です。

施術は原因となっている病気に合わせて行われます。自己判断で爪を削ったり切ったりするだけでは根本的な解決にならないため、気になる症状があればすぐに相談してくださいね。日頃から足に合った靴を選び、正しい爪の切り方を心がけ、爪と足を清潔に保つことで、症状の予防や悪化を防ぐことができます。

セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。

もし現在、広島周辺で爪甲下角質増殖症にお悩みの方はセラピストプラネットにお気軽にご相談ください!

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サイト監修者

東京大学 医学部 卒業
美容内科医/美容皮膚科医/AGA外来医/整形外科医

お一人でも多くの方が実績になるよう、真心を込めた対応を心がけております。また、処方後のアフターケアにも細やかに対応いたします。是非お気軽にご相談ください。

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