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爪の端っこが痛い・剥がれる場合は要注意!起こりやすい6つのトラブルと正しいケア

爪の端は日常生活で負担がかかりやすく、さまざまなトラブルが起こりやすい部位です。放置すると悪化したり、感染症を引き起こしたりする可能性もあるため、早めの対処が重要になります。本記事では、爪の端っこに起こりやすい6つの代表的なトラブルとその原因、自宅でできる正しいケア方法、そして医療機関を利用すべきタイミングについて解説します。

目次

爪の端っこに起こりやすいトラブル6選

爪の端っこは外部からの刺激を受けやすく、構造的にも弱い部分です。ここでは代表的な6つのトラブルについて、その特徴と主な原因を詳しく見ていきましょう。

爪の端が欠ける・割れる・裂ける

爪の端が欠けたり、縦や横に割れるのはよくあるトラブルです。乾燥で弾力を失った爪は衝撃に弱く、栄養不足や加齢で薄くもろくなることもあります。

縦割れは加齢や栄養不足、横割れは外的な衝撃が主な原因。パソコン作業や水仕事で指先を酷使する人は特に割れやすくなります。

爪の端が剥がれる・二枚爪になる

爪の端が層状に剥がれる二枚爪は、女性に多く見られるトラブルです。爪は3層構造でできており、乾燥や除光液の頻繁な使用、水仕事などで層の結合が弱まると剥離が起こります。

ケアには、爪やすりで優しく整える、保湿を徹底する、ノンアセトン除光液を選ぶといった方法が効果的です。水やお湯に触れる機会が多い人は、乾燥を繰り返さないよう手袋の使用もおすすめです。

爪の端に黒い線や点が出る

爪の端に黒い縦線や点が現れることがあります。多くの場合は爪の下の血管や色素細胞の変化によるもので、加齢や外傷によるものが大半です。この場合は爪の成長とともに移動し、自然に消えていきます。

ただし、黒い線が急に太くなる、爪の周囲の皮膚まで色素沈着が広がるといった場合は注意が必要です。まれにメラノーマなどの重大な病気の可能性もあるため、変化が続くときや不安を感じるときは早めに皮膚科に相談しましょう。

爪の端が赤く腫れる・膿が出る

爪の端やその周辺の皮膚が赤く腫れて痛みや膿を伴う症状は、爪囲炎と呼ばれます。爪の周囲の小さな傷から細菌や真菌が侵入することで炎症が起こります。特に水仕事が多い人や免疫力が低下している人は発症しやすいのが特徴。

軽症であれば患部を清潔にし、市販の抗菌軟膏で改善することもありますが、腫れや痛みが強い場合や膿が出ている場合は医療機関での施術が必要です。放置すると骨にまで感染が広がるリスクがあるため、早めの行動を心がけましょう。

爪の端から出る角質・小爪(ささくれ)

爪の端や周囲の皮膚から角質が剥けて立ち上がる「ささくれ」は、乾燥や栄養不足が主な原因です。手指が乾燥すると皮膚が裂けやすくなり、ビタミンやミネラル不足も発生を助長します。

無理に引っ張ると出血や細菌感染を招き、爪囲炎に悪化する恐れがあります。見つけたら清潔な爪切りやハサミで根元からカットしましょう。日頃からハンドクリームやネイルオイルで保湿し、栄養バランスの取れた食生活を意識することで予防できます。

爪の端が皮膚に食い込む(陥入爪)

爪の端が周囲の皮膚に食い込み、痛みや炎症を引き起こす状態を陥入爪といいます。特に足の親指に多く、深爪や細い靴の圧迫、巻き爪の進行などが原因です。爪を深く切りすぎると、伸びてきた爪が皮膚に刺さりやすくなります。

陥入爪は歩行時の痛みを伴い、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。炎症が悪化すると肉芽組織が形成され回復がより困難に……。痛みや腫れがある場合は自己処理せず、皮膚科やフットケア専門のクリニックに相談しましょう。

爪の端っこを守る正しいケア方法

爪の端っこのトラブルの多くは、日常的な適切なケアで予防できます。ここでは、健康な爪を維持するための4つの基本的なケア方法をご紹介します。

爪は2週間に1回を目安に正しく整える

爪は1日に約0.1ミリ成長するため、2週間に1回程度の頻度で整えるのが理想的です。爪切りを使う場合は、一気に切らず少しずつ切り進め、最後に爪やすりで断面を滑らかに整えましょう。

手の爪は先端を丸くする「ラウンド型」、足の爪は両端を残して四角く整える「スクエア型」をおすすめします。深爪は爪の端のトラブルの最大の原因の一つなので、白い部分を1〜2ミリ程度残すことを意識しましょう。

爪やすりは目の細かいものを選び、一方向に優しく動かすことで爪への負担を最小限に抑えられます。

ネイルオイルやハンドクリームで保湿する

爪や周囲の皮膚が乾燥すると、ささくれや割れ爪など、さまざまなトラブルの原因になります。手を洗った後や就寝前にネイルオイルやハンドクリームで保湿することが大切です。

ネイルオイルは爪の根元の甘皮部分に塗り込み、マッサージすることで血行を促し健康な爪の成長をサポートします。ハンドクリームは手全体と爪の周囲にしっかり塗布しましょう。

水仕事の前後や就寝時に手袋を使った集中ケアもおすすめ。特に冬場やエアコンで乾燥しやすい環境では、意識的な保湿を心がけることが大切です。

指先を酷使する作業では手袋で保護する

水仕事や掃除、園芸など指先に負担がかかる作業では、手袋で爪を保護することが大切です。水や洗剤は油分を奪い、爪を乾燥させてもろくする原因になります。ゴム手袋を使えば直接の刺激を防げます。

パソコン作業や細かい作業では適度に休憩を取り、指先の負担を分散しましょう。重い物を持つときや衝撃が加わる作業では、保護テープを爪に巻くのも有効です。

鉄・亜鉛・タンパク質など食生活を見直す

爪は主にケラチンというタンパク質でできているため、バランスの取れた栄養摂取が健康な爪の成長に欠かせません。特にタンパク質・鉄・亜鉛・ビオチン・ビタミンA・ビタミンEなどの栄養素が爪の健康に重要な役割を果たします。

タンパク質は肉・魚・卵・大豆製品から。鉄はレバー・赤身肉・ほうれん草から。亜鉛は牡蠣・ナッツ類・豆類から摂取できます。ビオチンは卵黄・ナッツ・アボカドに豊富に含まれ、爪を強くする効果があります。

極端なダイエットや偏った食生活は爪を弱くする原因になるため、1日3食バランスよく食べることが基本です。必要に応じてサプリを活用するのも一案ですが、まずは食事からの摂取を心がけましょう。

自然回復する?医療機関に相談すべき目安とは

爪の端のトラブルの中には、適切なセルフケアで自然に回復するものもありますが、医療機関での施術が必要なケースもあります。判断に迷うときは、早めに相談するのが安心です。

軽度の割れや二枚爪、乾燥によるささくれの場合は保湿ケアや栄養バランスの改善で2〜3週間ほどで回復することが多いです。爪は1カ月に約3mm伸びるため、爪全体が生え変わるには半年程度かかります。すぐに改善が見られなくても、根気よくケアを続けましょう。

一方で強い痛みや腫れ、膿が出ている、爪の変色や変形などの症状がある場合は、専門的な施術が必要になるケースがほとんど。自己判断で放置すると回復が遅れたり、日常生活に支障をきたりする恐れもあります。

小さな症状でも「たかが爪」と軽視せず、気になる変化があれば早めに医師へ相談することが大切です。日頃から正しいケアを心がけ、トラブル予防に努めましょう。

広島周辺で爪の端っこに関するトラブルはセラピストプラネットにご相談ください!

この記事では、爪の端っこに起こりやすい6つの代表的なトラブルとその原因、自宅でできる正しいケア方法などについて詳しくご紹介しました。

セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。もし現在、広島周辺で爪の端っこに関するお悩みの方はセラピストプラネットにお気軽にご相談ください!

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サイト監修者

東京大学 医学部 卒業
美容内科医/美容皮膚科医/AGA外来医/整形外科医

お一人でも多くの方が実績になるよう、真心を込めた対応を心がけております。また、処方後のアフターケアにも細やかに対応いたします。是非お気軽にご相談ください。

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