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爪の横にできる小さな爪は何?小爪・副爪・角質の正体と自分でケアする方法

爪の横に「もうひとつの爪」のような硬い突起ができて気になったことはありませんか?

実はこの突起、必ずしも爪とは限りません。間違ったセルフケアで無理に引き抜いたり削ったりすると、炎症や感染を招く危険も。

この記事では、爪の横にできた突起の正体をわかりやすく解説。自宅でできる正しいケア方法と、医療機関に相談すべき症状の目安を紹介します。

目次

これって何?爪の横にできた爪の正体

爪の横にできる「爪」のようなものの正体は主に3つです。乾燥や刺激でできる「ささくれ」や、足の小指に現れる副爪など、それぞれ見た目や原因が異なります。まずは、今の爪の状態と照らし合わせてみましょう。

小爪(こづめ)=乾燥や刺激でできる「ささくれ」

一般的に「爪の横にできた爪」と聞いて多くの人が思い浮かべるのが、この小爪です。しかし、医学的に「小爪」という名称は存在せず、その正体は「ささくれ」であることがほとんどです。

ささくれは、爪の周りの皮膚が乾燥したり、外部からの刺激を受けたりすることで、縦に裂けてしまった状態を指します。ささくれが爪のように硬く感じられるのは、皮膚が乾燥して硬化しているためです。

無理に引っ張ったりむしったりすると、さらに皮膚が深く裂けてしまい、出血したり炎症を起こしたりする原因になります。

副爪(ふくづめ)=足の小指に現れる“もう1枚の爪”

足の小指の爪の横に、もう一枚小さな爪のようなものが生えている。これは副爪と呼ばれる現象です。医学的には「副爪甲」といい、先天的なもの、あるいは後天的な刺激によって生じることがあります。

先天性の副爪は、生まれつき爪の形成異常がある場合にみられます。一方、後天性の副爪は、足のサイズに合わない靴を履いたり、歩き方の癖などによって、足の小指が常に圧迫されたり摩擦を受けたりすることで生じることが多いのが特徴です。

硬くなった角質や魚の目が「爪」に見えるケースも

爪の横にできる硬い突起は、実は爪ではなく硬くなった角質や魚の目である可能性もあります。

足の指、とくに小指の側面は靴との摩擦や圧迫を受けやすい部位。少しずつ皮膚が防御反応として厚くなり、角質が硬化することがあります。この硬くなった角質が、まるで小さな爪のように見えるのです。

また、魚の目は角質がさらに深部にまで食い込み、芯ができた状態です。靴を履いたときにその芯が神経を圧迫し、強い痛みを伴います。魚の目の芯が爪の横にできると、まるで爪が突き刺さっているかのように見えることがあります。

爪の横にできた爪を自分でケアするときの注意点

爪の横にできた突起は、正しい方法でケアすることで症状の悪化を防ぎ、改善を促すことが可能です。ただし、間違ったセルフケアは症状を悪化させてしまうため注意しましょう。

清潔に整えてしっかり保湿する

小爪や硬くなった角質には、保湿ケアが非常に効果的です。とくにささくれは乾燥が主な原因なので、手や足を洗ったあと、お風呂上がり、就寝前など、こまめに保湿剤を塗りましょう。

ハンドクリームやボディクリームでも良いですが、爪周りの皮膚にはネイルオイルやキューティクルクリームを使うと、より効果的に保湿できます。

また、清潔に保つことも大切です。汚れがたまると細菌が繁殖しやすくなり、炎症の原因になります。手や足を清潔に保ち、余分な角質をためないようにしましょう。

爪は正しい長さにカットして圧迫を減らす

爪が長すぎると、靴を履いたときに圧迫され、足の指に負担がかかります。足の爪はスクエアオフに整えるのが理想的です。指の先端と同じくらいの長さに揃えることで、余計な圧迫を防げます。

また、副爪や硬くなった角質がある場合は、足に合った靴を選ぶことが重要。幅が狭い靴やつま先が尖った靴は避け、足の形に合ったゆとりのある靴を選びましょう。

角質や魚の目は無理に削らない

硬くなった角質や魚の目を自分で削りたくなる気持ちはわかりますが、安易に自己判断で削ることは絶対にやめましょう。市販の角質削り器やカッターを使用すると皮膚を傷つけ、そこから細菌が入り込んで感染症を起こすリスクがあります。

とくに魚の目は芯が深く、自己処理では取りきれないことがほとんどです。症状を悪化させる可能性が高いためプロに任せるのが賢明です。

無理に爪を引き抜かない・むしらない

小爪は、気になってついつい引っ張ってしまいがち。しかし、無理に引き抜いたりむしったりすると皮膚が深く裂けてしまい、出血や痛みを伴うだけでなく、そこから細菌が侵入して「爪周囲炎」という炎症を引き起こす可能性があります。

ささくれができてしまった場合は、清潔なネイルニッパーやハサミで根元から少しだけ残すようにしてカットしましょう。決して無理に引っ張らないことが大切です。

爪の横にできた爪を病院に相談すべき症状

セルフケアをしても改善しない場合や次のような症状が現れた場合は、迷わず皮膚科やフットケア専門のクリニックに相談しましょう。

赤身・痛み・腫れなどの症状が強いとき

爪の横が赤く腫れていたり触ると強い痛みを感じたりする場合、炎症を起こしている可能性が高いです。とくに、ささくれをむしったあとに症状が出た場合は、爪周囲炎の可能性が考えられます。

初期の段階であれば、抗生物質の塗り薬などで改善することもありますが、放置すると症状が悪化し、膿がたまることもあります。

膿が出ている・感染症の疑いがあるとき

爪の周りから膿が出ている場合は、細菌感染を起こしている証拠。すでに化膿性爪囲炎という状態に進行している可能性が高く、自己判断での対応は危険です。

化膿性爪囲炎は、黄色ブドウ球菌などの細菌が傷口から侵入し、化膿してしまう病気です。病院では、膿を出す施術をしたり内服薬や外用薬を処方したりすることで、適切な施術を受けることができます。

副爪で繰り返し痛みや歩きづらさがあるとき

足の副爪が原因で靴を履くたびに痛みを感じる、歩きづらさがある場合は早めに病院に相談しましょう。副爪が皮膚に食い込んでいる場合や周囲の皮膚を圧迫して炎症を起こしている場合は、手術が必要になることもあります。

自己判断で副爪を切ろうとすると、かえって症状を悪化させる危険があります。専門の医師に相談し、適切な対策法を提案してもらいましょう。

広島周辺で爪の横に爪が映えて困っている方はセラピストプラネットにご相談ください!

爪の横にできた「爪」のようなものは、その正体が「ささくれ」「副爪」「硬くなった角質や魚の目」のいずれかによって、対処法が異なります。安易に軽視せず、正しい知識を持って対処することが大切です。

セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。もし現在、広島周辺で爪の横にできる小さな爪にお悩みの方はセラピストプラネットにお気軽にご相談ください!

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