足の小指の爪が小さいと、ネイルアートを施すのが難しかったり、サンダルを履いたり裸足になったりする状況に抵抗感を覚える方もいるかもしれません。見た目が悪くコンプレックスに感じる方もいるでしょう。小指の爪がなぜ小さいのか原因を突き止め、改善したいと考える人も多いと思います。
今回は、足の小指の爪が小さくなる原因について徹底解説していきます。デメリットや改善方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
足の小指の爪が小さい原因は？
では、まず足の小指の爪に関する悩みを解説します。足の小指の爪が小さい原因は、小指が圧迫されているなど外的刺激に由来する場合が多いです。ただし、小指の爪が小さいだけでなく、変形・変色・不自然な分厚さが気になる場合は病気が隠れている可能性も考えられるため専門的な施術が必要なこともあります。判断に迷う場合は、専門機関に早めに相談しましょう。
足の小指の爪が小さいのは病気なのか
まずはじめに、足の小指の爪が小さいのは病気なのかどうかについて解説していきます。結論から言うと、病気だけが原因ではありません。また、生まれつき足の小指の爪が小さかったのか、はじめは一般的なサイズだったのに小さくなってしまったのかによっても原因が異なります。
今回は、「爪以外に問題がある場合」と「爪自体に問題がある場合」に分けて解説していきます。
外反母趾や内反小趾の可能性
まずは、爪以外に問題がある場合について解説します。
足の小指の爪は、靴と擦れやすい位置にあります。そのため、小さい靴やハイヒール、先のとがった靴などを頻繁に履くことで足の小指の爪に強い刺激が継続的にかかっている場合、爪が小さくなる可能性があります。
足の小指の爪だけでなく、足全体の変形にもかかわる外反母趾や内反小趾は、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
外反母趾とは、足の親指が外側に「く」の字に折れ曲がる状態のことを指します。
内反小趾とは、足の小指が外側に「く」の字に折れ曲がる状態のことです。
どちらも痛みを伴うことがあり、進行すればするほど改善するまでに時間がかかります。
外反母趾・内反小趾は、ともに足のアーチの崩れが原因で起きると言われています。足のアーチは次の図のように縦方向・横方向両方に存在します。
外反母趾は、つま先が圧迫されやすい靴を履くことで引き起こされます。特にサイズが小さい靴やハイヒールなどはつま先部分が窮屈で、つま先の皮膚や爪がより強い刺激を受けます。刺激を受け続けると、爪が小さくなるなどの足の爪のトラブルにつながります。
引用元：公益社団法人日本整形外科学会 外反母趾
参照元：公益社団法人日本整形外科学会 パンフレット「整形外科シリーズ13 外反母趾」
内反小趾の場合は、つま先が圧迫されやすい靴だけでなく、ぶかぶかの靴を履くことでも引き起こされます。足の小指の爪への影響が顕著に現れます。
足の縦のアーチが崩れると偏平足になり、横のアーチが崩れると開帳足になります。足のアーチがなくペタンとした平面的な形の足になると、靴の中で足指・爪・骨にかかる力のバランスが崩れかねません。バランスが崩れれば、たとえば足の小指の爪に強い力・刺激が加わり、足の小指の爪の変形につながる可能性があります。
足の小指の爪が異常に小さい場合は、内反小趾の可能性が高いです。自分の足の小指の爪が小さく、足のアーチ崩れや、足の指が曲がっていることが気になる場合は、ぜひ専門機関に相談してみましょう。
当院では、靴のインソール作製も行っています。靴のサイズ・形が自分にフィットしているか不安な方は、ぜひ一度ご相談ください。
爪白癬（つめはくせん）
足の小指の爪が小さい原因の一つに、爪白癬が挙げられます。小指の爪に細菌が入り込んでいる状態のことです。爪白癬という言葉は耳馴染みがないかもしれませんが、いわゆる水虫のことです。爪に水虫ができると、爪が濁ることが多いです。足の小指の爪が小さいだけでなく、濁っている場合は爪白癬の可能性が高いので検査してみましょう。
また、家族に水虫の方がいる場合や足以外に水虫がある場合は爪白癬になりやすいです。脱衣所の足ふきマットをこまめに変えるなど、悪化しないような対策をおこないましょう。
爪白癬と間違えやすい爪のトラブルは以下の通りです。足の小指の爪について、不安や悩みがある方はぜひセラピストプラネットにご相談ください。
参照元：爪水虫情報サイト
足の小指の爪が小さいデメリットは？
足の小指の爪が小さいと、どのようなデメリットがあるのでしょうか。３つのポイントに絞って解説します。
ネイルアートが難しい
足の小指の爪が小さいと、ネイルアートが難しいという問題が生じます。足の小指の爪のデザインが限られたり、爪白癬がある場合はネイルアート自体を控える必要性があります。特に女性の場合は、夏場のオシャレが制限されるというデメリットがあるため、早期解決を望む場合が多いでしょう。夏場にサンダルを履いた時にコンプレックスに感じたり、裸足になるプールなどに出かけるのが億劫に感じたり精神的に負荷がかかる可能性があります。足の小指の爪が極端に小さくて気になっている方は、放置せず専門機関に相談しましょう。
バランスを崩しやすくなる
足の小指の爪が小さいデメリットとして二つ目に挙げられるのが、「体のバランスを崩しやすくなること」です。足の小指の爪のサイズが小さくなっている場合、足の小指に異常に負荷がかかっている可能性があります。小指だけに負荷がかかるのは、足がうまく使えていない証拠です。
足の機能性を高めることで、足の小指の爪のサイズアップにつながります。
セラピストプラネットでは、足の小指の爪だけでなく、全身の使い方のサポートもおこなっています。歩行中にバランスを崩しやすくなったと感じている方は、ぜひセラピストプラネットにご来院ください。
外反母趾や内反小趾のリスクが高まる
前の章で、足の小指の爪が小さい原因として外反母趾・内反小趾の可能性があると説明してきました。しかし一方で、足の小指の爪が小さいことが、逆に外反母趾・内反小趾のリスクを高める原因にもなり得ます。
専門機関で足の機能改善に伴い、足の形も、本来の健康的なアーチを取り戻すことにつながります。その結果、外反母趾や内反小趾のリスクを抑えられるのです。
足の小指の爪が小さい状態を改善する方法は？
足の小指の爪が小さい状態を、できれば自力で改善したいと考える人も少なくないです。今回は、クリニックなどに頼らず、足の小指の爪のサイズを元に戻すための解決方法を紹介します。
ただし、一度小さくなった小指の爪の大きさが元に戻るのに、年単位で時間がかかることがほとんどです。もし、自分に合った改善方法を見つけて、効率的に足の小指のトラブルを解決したい方は、ぜひセラピストプラネットに一度お越しください。
甘皮のケアを行う
足の小指の爪のケアに欠かせないのが、甘皮のケアをおこなうことです。
足の小指の爪に負荷がかかって小さくなっている場合、角質が溜まりやすくなっていることが多いです。角質が溜まっているため、小指の爪が小さく見えてしまっている可能性があります。その場合は、甘皮の処理をおこなうことで、爪のサイズがアップしたように見せることが可能です。
余分な角質除去は、自分でできる簡単で効果的な改善方法の一つです。そのため、ぜひ日々のケアに取り入れてみてください。
保湿やマッサージを行う
保湿やマッサージを行うのも、足の小指の爪の小ささを改善するのに有効です。なぜなら、保湿をおこなうことで乾燥防止になり、マッサージは血行促進・足の機能向上に役立つからです。
しかし、保湿やマッサージは、あくまで補佐的な解決方法です。足の小指の爪が小さいことに悩んでいて、根本的な解決策を知りたい方は、ぜひ一度セラピストプラネットにご相談ください。
靴や靴下を見直す
靴や靴下を見直すことは、爪の大きさを改善するのに非常に役立ちます。靴も靴下も、自分の足の大きさや形に合わないものを着用していると、爪が圧迫されるからです。特に小指は、外的刺激からの影響を受けやすいため、靴や靴下の大きさや形を改善するのが効果的な方法です。
靴は、靴の大きさ・つま先の形が自分の足に合っているか・適切なインソールが入っているか、という3点を確認してみましょう。
靴の大きさは、がぶかぶかすぎても小さすぎても足の機能に影響を与えてしまいます。
つま先の形が大事な理由は、もし自分に合わない靴を履き続けている場合、足の爪・指・骨に継続的に負荷を与えてしまい、爪の小ささの原因になっている可能性が高いからです。
適切なインソールは、足のアーチを支えるのに必要なパーツです。足の指の機能向上にも効果的な役割を担います。インソールを入れる・変えることで、腰痛がなくなるなど全身に良い影響をもたらすこともあります。
足の小指の爪の大きさを取り戻したい方は、自分に合った自分に合った靴・靴下を探しましょう。靴専門店では、足のサイズを測定し、足の特徴や悩みに合った靴を提案してくれる場合が多いです。また、当院では一人ひとりの足に合わせたインソールや靴下の作製を行っております。
足のトラブルがある方は、日常的に使用する靴(インソール)・靴下から変えることを推奨します。
広島周辺で足の指の爪が小さくてお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください！
当記事では、足の小指の爪が小さくてお悩みの方に、原因・改善方法を紹介しました。
セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。もし現在、広島周辺で足の指の爪が小さくてお悩みの方はセラピストプラネットにお気軽にご相談ください！
