子どもの巻き爪は、思っている以上によく見られるトラブルのひとつです。成長期のお子さんは足のサイズがどんどん変わったり、活発に動き回ったりするため、大人とは異なる原因で巻き爪になることがあります。
しかし、子どもの巻き爪は、正しくケアをすれば予防することができます。また、ケア次第で改善することも可能です。
この記事では、子どもの巻き爪の原因や改善方法、予防方法について詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
子どもの巻き爪の原因は？
子どもの巻き爪の原因は、生まれつきの爪の形状や遺伝的な要因、爪切りのやり方などが考えられます。まずは、子どもの巻き爪の原因について詳しくご紹介します。
遺伝や爪の生まれつきの形状
巻き爪になりやすさには生まれつきの要素が大きく関わっています。
爪の形や厚み、カーブの具合は遺伝的な影響を受けやすく、ご両親やご家族に巻き爪の方がいらっしゃる場合、お子さんも同じような爪の特徴を受け継ぐ可能性があります。特に、もともと爪の幅が狭かったり、カーブが強めだったりする場合は、成長とともに巻き爪になりやすい傾向があります。
ただし、遺伝的な要因があっても必ず巻き爪になるわけではありません。日頃のケアや生活習慣によって予防することは十分可能です。心配しすぎる必要はありません。
深爪の影響
爪切りをする際、「短く切った方が清潔で安全」と思っていませんか？実は、この深爪が巻き爪の原因になってしまうことがあります。
爪を深く切りすぎると、爪の先端が指の肉に埋もれてしまい、爪が正常に成長できなくなります。すると、爪は横方向に広がることができず、内側に巻くように成長してしまうのです。また、深爪によって爪の角が肉に食い込みやすくなり、痛みや炎症を引き起こすこともあります。
特に活発に動き回るお子さんの場合、深爪した状態で走ったり跳んだりすることで、さらに爪が肉に食い込みやすくなってしまいます。適切な長さを保つことが、巻き爪予防のためには大切です。
靴のサイズや形状の影響
成長期のお子さんの足はどんどん大きくなるため、靴のサイズ選びは意外と難しいかもしれません。しかし、サイズの合わない靴は巻き爪の原因となってしまうことがあります。
小さすぎる靴を履き続けると、つま先が圧迫されて爪に過度な負担がかかります。逆に大きすぎる靴では、足が靴の中で動いてしまい、爪先が靴に当たって不自然な力が加わることがあります。また、つま先の形が細い靴や、足の甲をきつく締めつける靴も注意が必要です。
運動靴を選ぶ際は、つま先に1センチ程度の余裕があり、足の幅に合ったものを選んであげましょう。お子さんが「痛い」と訴えなくても、定期的にサイズを確認して、足の成長に合わせて靴を新しくすることが大切です。
子どもの巻き爪の改善方法は？
お子さんの巻き爪は、軽い症状であればご家庭でケアを見直すだけでも改善することがあります。特に爪の切り方を正しく覚えることは、症状の改善につながる大切なポイントです。ただし、痛みや腫れがある場合は専門的なケアを受けましょう。ここでは、子どもの巻き爪の改善方法についてご紹介します。
正しい爪の切り方を知る
お子さんの巻き爪を改善するために、まず見直したいのが爪の切り方です。多くの場合、日頃の爪切りを少し変えるだけで症状が和らぐことがあります。
爪を切る際は、爪の先端を真っ直ぐに切るようにしましょう。丸く切ってしまうと、爪の角が肉に食い込みやすくなってしまいます。また、爪の長さは指の先端と同じくらい、または少し白い部分が見える程度に保つのがベストです。短く切りすぎると、かえって巻き爪を悪化させてしまう可能性があります。
お子さんが嫌がる場合は、お風呂上がりの爪が柔らかくなった時に切ると痛みが少なくなります。爪切りではなく、爪やすりを使って少しずつ整える方法もおすすめです。
痛みがある場合は当院にご相談ください
爪や皮膚に痛みがあるにもかかわらず放置してしまうと症状が悪化して、歩くことすら辛くなってしまうことがあります。そのような場合はぜひセラピストプラネットにご相談ください。
当院では、お子さんの年齢や症状に合わせて、負担の少ないケア方法をご提案いたします。痛みを和らげる方法や、根本的な改善を目指したケアまで、幅広く対応しております。お一人で悩まずにお気軽にご相談くださいね。
子どもの巻き爪の予防方法は？
まだ巻き爪の症状がない場合でも、予防することが大切です。日頃からできる予防法を身につけておくと安心ですね。子どもの巻き爪は、生活習慣を少し見直すだけで予防できることがほとんどです。正しい靴の履き方や爪のケア、足を健康に保つための運動など、お子さんと一緒に楽しみながら取り組める方法を取り入れてみましょう。ここからは、子どもの巻き爪の予防方法をご紹介します。
正しい靴の履き方を身につける
お子さんの巻き爪を予防するために、毎日の靴の履き方から見直してみましょう。正しい靴の履き方を覚えるだけで、足のトラブルを大幅に減らすことができます。
靴を履く時は、まずかかとをしっかりと靴の後ろに合わせることから始めましょう。その後、靴紐やマジックテープをきちんと調整して、足が靴の中で動かないようにします。緩すぎると足が前に滑って爪に負担がかかり、きつすぎても圧迫の原因になってしまいます。
また、靴下も大切なポイントです。小さすぎる靴下は指先を圧迫し、大きすぎるとシワができて爪に当たってしまいます。お子さんには、足にぴったり合うサイズの靴下を選んであげてください。
爪のケアを習慣化する
お子さんが自分で爪のケアができるようになると、巻き爪の予防が楽になります。
週に1回程度、お風呂上がりなどの時間に一緒に爪をチェックする習慣をつけてみてください。
爪が伸びすぎていないか、角が尖っていないかを確認しながら、正しい切り方を教えてあげましょう。
また、爪の周りを清潔に保つことも大切です。お風呂で足を洗う時に、爪と指の間もしっかりと洗うよう教えてあげてくださいね。
運動やストレッチを行う
適度な運動や足のストレッチは巻き爪の予防にとても効果的です。足指をしっかりと動かすことで、爪が正常に成長しやすい環境を作ることができるからです。
簡単にできるのは、足指でグーパーを繰り返す運動や、タオルを足指でつかんで持ち上げる方法です。テレビを見ながらでも続けやすいでしょう。
また、裸足で過ごす時間を増やすことで、足指が自然に動き、筋肉も鍛えられます。
公園での外遊びや、お家での体操も足の健康に良い影響を与えます。全身を使った運動は血行を良くし、爪の成長を促進します。大人の方の巻き爪予防としてもおすすめなので、ぜひ行ってみてくださいね。
広島周辺で子どもの巻き爪にお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください！
この記事では、子どもの巻き爪の原因や改善方法、予防方法について詳しくご紹介しました。
巻き爪はよくあるトラブルですが、ケアをすれば十分に対処できるものです。
セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。
もし現在、広島周辺で子どもの巻き爪にお悩みの方はセラピストプラネットにお気軽にご相談ください！
