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深爪でできた肉芽が痛い!原因・改善方法などを徹底解説!

爪を切りすぎてしまった後、指の横にできた赤いプニプニとしたものは、深爪が原因でできる「肉芽(にくげ)」の可能性があります。

この記事では、肉芽のセルフケアの方法や改善方法、悪化させないための方法、予防方法などについて詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

まずはセルフチェック!その指の痛み、深爪による「肉芽」かも?

指にできた赤く盛り上がったものの正体は、「肉芽」である可能性が高いと考えられます。

肉芽とは、傷を改善しようとする体の正常な反応の過程で、皮膚の組織や血管が過剰に増えすぎてしまった状態を指します。

ぷにぷにとして柔らかく、少しの刺激で出血しやすいのが特徴です。

深爪をしてしまうと、伸びてきた爪の角が周囲の皮膚に突き刺さり、常に小さな傷ができて炎症を起こした状態になります。

この慢性的な刺激が続くことで、体を治そうとする働きが過剰になり、結果として肉芽が形成されてしまうのです。

似ているけど違う?「肉芽」と「肉芽腫」

インターネットで調べると、「肉芽腫(にくげしゅ)」という似た言葉を目にすることがあるかもしれません。

どちらも炎症によってできる組織の塊ですが、その原因や性質は少し異なります。

特徴肉芽(にくげ)肉芽腫(にくげしゅ)
主な原因傷や炎症に対する過剰な治癒反応細菌感染や異物への反応といった慢性的な炎症
見た目赤く柔らかい、じゅくじゅくして出血しやすい硬いしこりになることが多い
深爪との関連こちらが該当する可能性が高い直接の関連は低い

少し難しく感じるかもしれませんが、深爪によって指にできる痛みを伴う赤い盛り上がりは、一般的に「肉芽」と呼ばれるものだと理解しておけば問題ありません。

過度に心配せず、まずは正しい知識を持つことが大切です。

病院に行く前に試せる!自分でできるケア

肉芽がまだ小さく、痛みがそれほど強くない初期段階であれば、悪化を防ぎ、症状を和らげるために自分でできるケア方法があります。

ただし、これらはあくまで一時的な対処法です。

症状が改善しない、または悪化するようであれば、速やかに専門家に相談してくださいね。

テーピング法:皮膚を引っ張って爪との隙間を作る

テーピングは、爪が食い込んでいる部分の皮膚をテープで引っ張り、爪と皮膚の間に物理的な隙間を作ることで、圧迫による痛みを和らげる方法です。

ドラッグストアなどで手に入る、伸縮性のある医療用テープ(幅1〜2cm程度)を用意します。

肉芽ができている側の爪のすぐ横の皮膚にテープの端を貼り付けます。

皮膚を爪から優しく引き離すように、少し引っ張りながら指の腹をぐるっと回してテープを貼り付けます。

テープが剥がれないように、指全体を軽く押さえて固定します。

コットンパッキング法:爪の下にクッションを入れる

コットンパッキングは、米粒ほどの大きさに丸めたコットンを、食い込んでいる爪と皮膚の間にそっと詰める方法です。

爪の角が直接皮膚に当たるのを防ぐクッションの役割を果たし、痛みを軽減します。

入浴後など、皮膚が柔らかくなっている時に行うのがおすすめです。

清潔なコットンを米粒大にちぎって丸めます。

爪楊枝の背などを使って、食い込んでいる爪の先端を優しく持ち上げます。

できた隙間に、丸めたコットンをそっと挿入します。痛みを感じる場合は無理に行わないでください。

市販薬の活用:炎症を抑える塗り薬

肉芽の赤みや腫れが気になる場合は、炎症を抑える効果のあるステロイド成分が含まれた市販の塗り薬(軟膏)を使用するのも一つの方法です。

薬を使用する際は、まず患部を清潔にし、用法・用量を守って正しく使いましょう。

どの薬を選べばよいか分からない場合は、必ず薬剤師に相談してください。

悪化させないで!深爪肉芽のNG行動と病院へ行くべきサイン

良かれと思ってやったことが、かえって症状を悪化させてしまうことがあります。

以下の行動は絶対に避けてください。

・無理に潰す・いじる:細菌が入り込み、化膿してさらに強い痛みを引き起こす原因になります。

消毒液の使いすぎ:アルコールなどの強い消毒液は、傷を治そうとしている正常な皮膚細胞まで傷つけてしまい、回復を遅らせることがあります。

・爪をさらに短く切る:食い込みを解消しようと爪の角をさらに深く切ると、伸びてきたときにより一層ひどく食い込む悪循環に陥ります。

また、次のようなサインが見られたら、セルフケアを中止してすぐに病院へ行きましょう。

自己判断は危険です。

・ズキズキと脈打つような強い痛みが続く

・歩くのがつらい、靴を履くと激痛が走る

・患部から黄色い膿(うみ)が出ている

・肉芽がどんどん大きくなっている、または硬くなってきた

・赤みや腫れが指全体に広がり、熱を持っている

深爪と肉芽の根本的な予防策

つらい痛みを二度と経験しないために、日々の習慣を見直しましょう。

爪の切り方が一番大事!「スクエアオフカット」をマスターしよう

爪トラブルを防ぐための最も重要なポイントは、正しい爪の切り方です。

推奨されるのは「スクエアオフカット」と呼ばれる切り方です。

①まっすぐ切る(スクエア):まず、爪の先端を指の形に沿わせるのではなく、横にまっすぐ一直線に切ります。爪の白い部分が1mm程度残るくらいが理想的です。深爪は絶対にやめましょう。

②角を落とす(オフ):次に、爪切りではなく爪やすりを使い、切った爪の両端の角を少しだけ削って丸めます。引っかかりがなくなる程度で十分です。角を深く切り込みすぎないように注意してください。

足に合った靴選びが再発を防ぐ

特に足の指に肉芽ができた場合、靴による圧迫が大きな原因となります。

先の細い靴やヒールの高い靴は、つま先に体重がかかり、爪が皮膚に食い込むのを助長してしまいます。

・つま先に指を動かせるくらいのゆとり(1cm程度)がある靴を選ぶ

・自分の足幅に合った、窮屈でないデザインを選ぶ

・足の甲がしっかりと固定され、靴の中で足が前に滑らないものを選ぶ

・足裏のアーチを支えるインソールを活用するのも効果的です

当院では、一人ひとりの足にあったインソールの製作も行っております。気になる方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。

毎日のフットケアで清潔と潤いを

健康な爪と皮膚を保つことも、トラブル予防には欠かせません。

・清潔に保つ:毎日、石鹸を使って指の間や爪の周りまで丁寧に洗い、タオルで水分をしっかり拭き取りましょう。

・保湿する:お風呂上がりなどに、爪やその周りの皮膚に保湿クリームやネイルオイルを塗る習慣をつけましょう。皮膚が柔らかく保たれ、爪の乾燥や割れを防ぐことができます。

広島周辺で深爪にお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!

この記事では、肉芽のセルフケアの方法や改善方法、悪化させないための方法、予防方法などについて詳しくご紹介しました。

最後に、大切なポイントをもう一度確認しましょう。

爪の横にできた赤く痛い盛り上がりは「肉芽」の可能性が高いです。まずはこの記事を参考に、自分の症状を確認してみてくださいね。

テーピングや市販薬などのセルフケアで改善しない場合や、強い痛み・膿などの悪化サインが見られる場合は、当院にご相談ください。

最も重要なのは再発させないことです。正しい爪の切り方「スクエアオフカット」と、足に合った靴選びを今日から実践しましょう。

つらい痛みや不快感は、正しい知識とケアで改善できます。

セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。

もし現在、広島周辺で深爪による肉芽にお悩みの方はセラピストプラネットにお気軽にご相談ください!

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