爪が皮膚に食い込み、炎症を引き起こしている状態を陥入爪と呼びます。陥入爪は巻き爪とも深く関係があり、併発している場合も多くあります。陥入爪の場合、糖尿病や循環器疾患を患っている方は創傷の治癒が難航し、感染症を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。陥入爪にならないようにするためには、爪の切り方がポイントです。今回は、陥入爪とはどのようなものなのか詳しく解説するとともに、陥入爪予防となる爪の切り方をご紹介します。ぜひ、参考にしてください。
陥入爪とはどのような状態?
爪の縁の近くが痛いと感じている場合、陥入爪によって痛みが生じている可能性があります。陥入爪は皮膚に爪が食い込み、痛みや炎症を引き起こしている状態です。悪化すると、患部から感染症や肉芽を引き起こす可能性もあります。
巻き爪同様に、足の親指が好発部位であり、初期症状としては腫脹が見られます。さらに、体重がかかる動作など加圧されると痛みを伴います。出血や化膿することも珍しくありません。
では、なぜ陥入爪になってしまうのでしょうか。陥入爪の主な原因と爪のトラブルとして類似する巻き爪との違いについて下記で詳しく解説します。
陥入爪になる主な原因
陥入爪のなってしまう主な原因は歩き方や不適切な靴の選択、爪の切り方によるものです。歩き方や足に合わない靴は余計な圧をかけてしまうため、爪が皮膚に食い込みやすくなります。
爪の切り方は、陥入爪だけでなく巻き爪の原因にも多く見られるもので、爪のトラブルの原因としてもっとも注意しなければならないこととも言えます。
陥入爪の症状と巻き爪との違い
爪の違いとしては、陥入爪は皮膚に爪が食い込んでいる状態です。一方、巻き爪は爪が内側に巻いているような変形が見られます。
さらに、陥入爪は爪の食い込みによって腫脹し炎症を引き起こしたり、肉芽を形成したりします。
しかし、陥入爪と巻き爪の違いは、見分け方が難しい場合があります。なぜなら、巻き爪は陥入爪に発展する事象が多くあるからです。巻き爪だと思っていても陥入爪になっている場合も多くあります。
巻き爪でも痛みを伴うことはありますが、その場合には陥入爪も疑った方がいいかもしれません。
陥入爪を防ぐ正しい爪の切り方
陥入爪を防ぐためには正しい爪の切り方が重要です。爪の切り方一つで陥入爪は予防することが可能で、さらに巻き爪の予防にもつながります。
では、爪の切り方や注意点、タイミングについて下記で詳しく解説します。
陥入爪を予防する基本の切り方
陥入爪を予防する爪の切り方は、基本的に深爪をしないこととスクエアオフカットで角を丸く落としすぎないことです。深爪をすると皮膚に爪が食い込みやすくなります。爪を切る際は、皮膚よりも爪が飛び出るくらいにすると、伸びていく過程でも皮膚への食い込みが防げます。また、角を落としすぎることも同様に伸びていく過程で皮膚に食い込みが生じやすいです。角を立ちすぎていて、既に皮膚に食い込むようなら、軽く落とす程度にしましょう。
切る時の注意点
切る時の注意点は下記の通りです。
- 深爪をしない
- スクエアオフカットにする
- 清潔な状態で爪切りをする
基本の切り方が注意するべき切り方となるように基本が重要です。また、爪の汚れを除去してから爪を切ることで、炎症や感染症を予防することにもつながります。特に足は細菌が繁殖しやすい場所でもあるため、清潔を心がけましょう。
爪切りのベストなタイミング
爪切りのベストなタイミングは、入浴後などの爪が柔らかくなった時です。特に足の爪は手の爪と比べても硬く、切りにくい場合が多くあります。力を込めすぎてうっかり皮膚を切ってしまったり、思わぬ形に切ってしまったりしないよう、爪が柔らかくなった状態での爪切りが安全といえます。
陥入爪を改善する方法
陥入爪を改善するためには、爪のケアや日常生活の中での意識が重要です。
爪のケアでは爪の切り方に注意することと、爪が伸びきるまではテーピングやコットンパッキングなどで皮膚に傷がつかないよう保護をします。
足にかかる圧によって爪は皮膚に食い込みやすくなります。そのため、正しい歩き方や立ち方、重心の使い方などで適切な圧がかかるよう意識すると良いでしょう。また、先端が窮屈な靴やサイズの合わない靴なども爪に圧をかけてしまうため、自分の足に合った靴を選ぶようにすると良いです。
早期改善なら当院にお任せください!
テーピングやコットンパッキングなどで手軽にケアすることは可能ですが、足の爪は伸びるのが手よりも遅いため、ケアが面倒になってしまったり、忘れてしまったりする人も少なくありません。しかし、陥入爪は悪化を防ぐためには早期改善が重要です。
セラピストプラネットでは、特許取得している特殊なプレートを用いて、爪の形状を矯正します。その結果、爪の伸び方が正常となり、一時的な改善ではなく根本的に改善することが可能です。
また、再発防止の観点から、歩き方や重心のかけ方などのアドバイスで日常生活からの改善もサポートしています。
放置するとどうなる?
陥入爪を放置すると、炎症が悪化したり、細菌が炎症部分より侵入し感染症を引き起こす可能性があります。また、糖尿病や循環器疾患を患っている方は重症化しやすく、悪化すればするほど治りも遅くなります。
さらに痛みによって歩けなくなるなどの日常生活に支障をきたす可能性もあります。
広島周辺で陥入爪にお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!
陥入爪は、爪が皮膚に食い込んでいる状態であり、赤く腫脹し炎症を引き起こしたりします。悪化すると感染症を引き起こす可能性もあり、さらには痛みによって歩くことができないなどの状態にまで陥ることがあります。
陥入爪の予防や改善の基本は、爪の切り方にあります。深爪に注意することや爪の角を落としすぎないようにスクエアオフカットにすることがポイントです。切りすぎてしまった場合などの一時的な処置としては、テーピングやコットンパッキングなどで皮膚の食い込みを予防しましょう。
セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。もし現在、広島周辺で陥入爪にお悩みの方はセラピストプラネットにお気軽にご相談ください!
