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足の親指の肉芽、自分で治せる?市販薬での治し方と病院へ行くべき症状を解説!

足の親指に肉芽ができて困っていませんか?

この記事では、足の親指にできる肉芽の原因や改善方法などについて詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

まずはセルフチェック!これって本当に「肉芽」?症状

痛くて赤い盛り上がり、本当に「肉芽(にくげ)」なのでしょうか。
自己判断で間違ったケアをしてしまうと、かえって症状を悪化させてしまうこともあります。

まずは、肉芽の典型的な症状を知り、ご自身の症状と見比べてみましょう。
肉芽は、赤く盛り上がり、少し触れただけでも出血しやすいのが特徴です。

肉芽(肉芽腫)の典型的な症状

肉芽は、専門的には「化膿性肉芽腫(かのうせいにくげしゅ)」とも呼ばれます。
これは、爪の食い込み(陥入爪)や小さな傷が原因で炎症が起き、体を良くしようとする働きが過剰になってしまった結果、毛細血管が豊富な組織が増殖したものです。

主な症状には、以下のような特徴があります。

  • 色:鮮やかな赤色や、少し暗い赤黒い色をしています。
  • 形:イチゴのように丸く、ドーム状にプクッと盛り上がっています。
  • 大きさ:数ミリ程度の小さなものから、1cmを超えるものまでさまざまです。
  • 表面:表面はツルっとしていることもありますが、非常にもろく、靴下などに擦れると簡単に出血します。
  • 痛み:触れたり、何かにあたったりすると痛みを感じます。ズキズキと脈打つような痛みを伴うこともあります。
  • 浸出液:傷口からジクジクとした透明、または少し黄色っぽい液体(浸出液)が出ることがあります。

肉芽と間違いやすい他の症状(鶏眼・イボ)との見分け方

足の指にできるものの中には、肉芽とよく似た見た目の症状もあります。
代表的なものが「鶏眼(けいがん)=ウオノメ」と「イボ」です。
下の表で、それぞれの特徴を見比べてみましょう。

特徴肉芽鶏眼(ウオノメ)イボ
見た目赤く盛り上がる、ジクジクしている皮膚が厚く硬くなり、中心に芯がある表面がザラザラ、黒い点々が見えることがあ
原因爪の食い込み、傷、炎症継続的な圧迫・摩擦ウイルス感染
痛み触れると痛い、ズキズキする圧迫されると芯が刺さるように痛い圧迫されると痛い
その他簡単に出血しやすいタコと似ているが、芯があるのが特徴時間が経つと増えたり、大きくなったりする

なぜできる?足の親指に肉芽ができる主な4つの原因

痛い肉芽を改善することも大切ですが、なぜできてしまったのか、その原因を知ることが再発防止のために大切です。
実は、肉芽ができる背景には、日常生活に潜むいくつかの原因が隠されています。
最も多いのは「陥入爪」ですが、他にもいくつか原因が考えられます。

原因1:爪が皮膚に食い込む「陥入爪(かんにゅうそう)」

足の親指に肉芽ができる最大の原因は、爪の端が皮膚に食い込んでしまう「陥入爪」です。
爪の角がトゲのように皮膚に刺さり続けることで、その部分に傷と炎症が起きます。
すると、私たちの体は傷を治そうとして、その部分の細胞を過剰に増やしてしまいます。
この過剰に作られた組織が、赤く盛り上がった「肉芽」の正体です。

原因2:深爪、合わない靴、外傷など

陥入爪以外にも、以下のような日常生活の習慣が肉芽の引き金になることがあります。

  • 深爪:爪を短く切りすぎると、爪の先の皮膚が盛り上がってしまいます。その結果、新しく伸びてきた爪が皮膚に食い込みやすくなり、陥入爪や肉芽の原因となります。
  • 合わない靴:つま先が細いパンプスやハイヒール、サイズの合わない靴は、常に親指を圧迫します。この圧迫が爪の変形や皮膚への食い込みを助長します。
  • 外傷:スポーツで指を踏まれたり、重いものを落としたりして指を怪我した際に、傷の治りが悪いと肉芽ができてしまうことがあります。
  • 不衛生な環境:足が蒸れやすい環境や、清潔に保てていない状態は、細菌が繁殖しやすくなります。傷口から細菌が侵入すると炎症が悪化し、肉芽ができやすくなります。

病院に行かずに自分でできるセルフケア

「すぐに病院へ行く時間がない」「症状がまだ軽いから、まずは自分でなんとかしたい」
そう考える方も多いでしょう。
ここでは、症状が軽度な場合に、悪化を防ぐためのケアをご紹介します。

ただし、これはあくまで症状の悪化を防ぐためのケアです。
根本的な改善方法ではないこと、そして症状が改善しない場合は速やかに専門家に相談する必要があることを念頭に置いてくださいね。

ステップ1:患部を清潔に保つ

まず最も大切なことは、患部を清潔に保ち、細菌感染を防ぐことです。
毎日のお風呂の時間に、以下の手順で優しく洗いましょう。

  1. 薬用石鹸などをよく泡立てます。
  2. ゴシゴシこすらず、たっぷりの泡で患部を優しく包み込むように洗います。
  3. シャワーのぬるま湯で、石鹸成分が残らないようにしっかりと洗い流します。
  4. 清潔で柔らかいタオルを使い、水分を優しく押さえるように拭き取ります。

洗浄後は、患部をしっかり乾燥させることが重要です。

ステップ2:市販薬を正しく使う

患部を清潔にした後は、市販の軟膏を塗って保護します。
薬局やドラッグストアで薬を選ぶ際は、以下の成分が含まれているものを選びましょう。

  • 化膿を防ぎたい場合: 細菌の増殖を抑える「抗生物質」が配合された軟膏を選びましょう。
  • 赤みや腫れを抑えたい場合: 炎症を鎮める効果のある「ステロイド」が配合された軟膏が効果的です。

どちらを選べば良いか迷った場合は、必ず薬剤師に相談してくださいね。
軟膏を塗った後は、ガーゼや絆創膏で患部を保護し、外部からの刺激を防ぎましょう。

【注意】キズパワーパッド®などの湿潤療法は避ける

傷を早く改善できるイメージのあるキズパワーパッド®のような湿潤療法の絆創膏ですが、肉芽への使用は避けましょう。
肉芽は細菌感染を起こしやすい状態です。
傷口を密閉してしまうと、内部で細菌が繁殖し、かえって症状を悪化させる危険性があります。
通気性の良いガーゼなどで保護するようにしてくださいね。

肉芽を再発させないための方法は?

一度つらい経験をした肉芽は、もう二度と繰り返したくないですよね。
施術をして症状が改善しても、原因となった生活習慣を改善しなければ、再発のリスクは残ります。
今日から始められる3つの予防策を実践して、健康な足指を保ちましょう。

  1. 正しい爪の切り方「スクエアオフカット」をマスターする
    深爪は陥入爪の大きな原因です。爪の角を切りすぎず、指の先端と同じくらいの長さを保つ「スクエアオフカット」を心掛けましょう。
  2. 足に合った靴を選ぶ
    つま先が細い靴やヒールの高い靴は、親指を強く圧迫します。できるだけ指先にゆとりのある、クッション性の高い靴を選びましょう。特に、仕事などで長時間靴を履く場合は注意が必要です。
  3. 足を清潔に保つ
    毎日お風呂で足を洗い、指の間までしっかりと乾かす習慣をつけましょう。足を清潔に保つことは、細菌の繁殖を防ぎ、感染症のリスクを減らすための基本です。

広島周辺で足の親指の肉芽にお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!

この記事では、足の親指にできる痛い肉芽について、その原因から対処法、予防策までを解説しました。
最後に、大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 足の親指の赤い盛り上がりは「肉芽」の可能性があります。まずは見た目の特徴をチェックしましょう。
  • 症状が軽いうちは、患部を清潔に保ち、抗生物質などを含む市販薬でセルフケアを試みることが可能です。
  • 痛みが強い、膿が出る、1週間経っても改善しないといった悪化のサインがあれば、お気軽に当院にご相談ください。
  • 施術後も、爪の切り方や靴選びなど、日々のセルフケアを続けることが再発防止につながります。

小さなサインを見逃さず、早めに対応することが、つらい痛みから早く解放されるためには大切です。

セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。

もし現在、広島周辺で足の親指の肉芽にお悩みの方はセラピストプラネットにお気軽にご相談ください!

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