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爪の正しい削り方とは?初心者でも失敗しないやすりの使い方と注意点

爪やすりでのケアは、爪切りよりも爪への負担が少なく、形もきれいに整えやすいのが特徴です。ただし、正しい方法を知らずに自己流で削ってしまうと、二枚爪や亀裂、爪先のガタつきといったトラブルを引き起こす可能性があります。

本記事では、初心者でも失敗しにくい爪やすりの基本的な使い方・削る順番・適切な頻度に加え、避けたいNG行動やおすすめのやすりタイプまで詳しく解説。セルフネイル派はもちろん、爪の形を整えて清潔感を保ちたい方も必見です。

目次

爪をきれいに整える基本の削り方

爪やすりを使って爪の形を整えるには、いくつかの基本を押さえておく必要があります。やすりを当てる角度や動かし方、削る順番を間違えると思わぬトラブルにつながることも。ここでは爪への負担を最小限に抑えつつ、自然なカーブと滑らかな仕上がりを目指す4ステップをご紹介します。

Step1.新品の爪やすりは面取りしてから使う

市販の爪やすりは、購入したばかりの状態だと角や縁が鋭くとがっていることがあります。特に金属製やセラミック製のタイプは、エッジ部分が硬く尖っており、そのまま使用すると爪の表面を引っかいたり、思わぬ傷をつけてしまうおそれもあるため注意が必要です。

こうしたトラブルを防ぐために行っておきたいのが「面取り(めんとり)」。やり方はシンプルで、使い古しのやすりや目の粗い紙やすりを使い、新品の爪やすりの四隅や側面をやさしくこすって角を丸く整えます。爪やすりを数回なでるように滑らせ、指先で触れたときに引っかかりを感じなければ準備完了です。

Step2.爪やすりは爪に対して45度に当てる

爪やすりは、爪に対しておよそ45度の角度で当てるのが基本です。角度が垂直すぎると爪の断面を押しつぶすような力が加わり、割れやヒビの原因になってしまいます。

正しく削るには、やすりをやや斜めに構え、爪先をスライスするような感覚で軽く滑らせるのが理想的。角度を寝かせすぎると、今度は爪の表面に広く当たってしまい、不要な傷をつけることにつながります。

力を入れすぎず、短いストロークで数回に分けて動かすのがポイント。削るたびに角度が変わらないよう、手首の動きもできるだけ一定に保ちましょう。

Step3.爪の長さを整えるように一方向に削る

爪やすりで整える際は、一方向に向かって削るのが基本です。つい往復がけをしてしまいがちですが、前後にこすり続けると、爪の繊維がバラバラになりやすく、二枚爪や欠けの原因につながります。

削るときは、爪の端から中央に向かって、やすりを一定方向に軽く滑らせるイメージ。左右のどちらから始めてもかまいませんが、動かす方向を毎回統一しておくと、厚みが均一に整い、見た目もきれいに仕上がります。

Step4.爪の両サイドの角を中央に向かって削る

爪の両端、いわゆる“角”の部分は、割れや引っかかりが起きやすいポイントです。そのまま角を立てて残しておくと、靴下や衣類にひっかかったり、爪先が欠けやすくなったりする原因になるため、丸みをもたせて仕上げるのが理想的です。

削るときは、やすりの先端を使い、左右の角から中央に向かって、弧を描くようにやさしく滑らせていきます。爪のラインに沿って少しずつ角を落としていくと、自然でなめらかなカーブができ上がります。角を“削り落とす”というよりも、“整える”意識で動かすのがコツです。

爪を削るときに注意したいポイント

爪やすりを正しく使うには、削る順番ややすりの当て方だけでなく、細かなポイントにも気を配ることが大切です。見た目を整えるだけでなく、爪への負担を軽減し、健康的な状態をキープするためにも、次の3つはぜひ意識しておきましょう。

爪やすりは「面」ではなく「角」を使う

やすりの広い面をベタッと押し当てるのはNGです。面で一気に削ろうとすると表面に傷がつくだけではなく、削りすぎの原因にもなります。やすりの角を爪の断面に軽く当てて、狙った部分だけを少しずつ整えるように動かしましょう。

爪やすりのグリットは粗い→細かいの順で使う

やすりで爪を整えるときは、目の粗いものから細かいものへと順番に使うのが基本です。最初から細かいやすりを使っても時間がかかるだけでなく、爪の断面がうまく整わず仕上がりにムラが出やすくなります。

削るストロークは1~2cm程度を目安に

爪の全体を一気に削ろうとすると力が入りすぎたり、形が崩れたりするおそれがあります。理想的なのは、爪の端から中央までを1〜2センチ程度の範囲で細かく動かす方法。短いストロークを繰り返すことで、力のブレが少なくなり、狙ったラインをきれいに整えやすくなります。

何が違う?爪やすりの種類と特徴

用途に合ったやすりを選ぶことも、爪をきれいに整えるための大切なポイントです。素材や硬さ、目的によって種類が分かれており、それぞれに特徴と適した使い方があります。ここでは代表的な4タイプを紹介します。

エメリーボード|爪やすりの定番

木やプラスチックの芯に紙や研磨素材が貼られた薄く軽いタイプで、自爪の整えにもっとも一般的なやすりです。扱いやすさとグリットの豊富さが魅力で、初心者からネイルサロンまで幅広く使われています。使い捨て前提のため耐久性は低めですが、常に清潔な状態で使いたい方にはおすすめ。

アクリルファイル|人工爪用・自爪には不向き

厚みがあり、目が粗くて硬めに作られたやすりです。スカルプやジェルネイルなど人工爪の形を整える目的で使われることが多く、自爪に使うと削りすぎのリスクがあります。とくに薄くやわらかい爪の方には不向き。セルフケアでは基本的に避けたほうが安全です。

バッファー|爪の表面をなめらかに整える

スポンジ素材でできた柔らかいやすりで、主に爪表面の凹凸を整えるために使用されます。磨きすぎを防げるため、自爪を傷めにくいのが特長。黄ばみやくすみが気になるときや、ベースコートを美しく仕上げたい場面でも活躍します。

シャイナー|爪にツヤを出す

シャイナーは爪にツヤを与えるための仕上げ用やすりです。表面をなでるように軽くこすることで、透明感のある自然な光沢が生まれます。マニキュアを塗らない派でも、清潔感のある爪先を演出できるのが魅力です。

アフターケアも大切!削ったあとは保湿も忘れずに

爪を削ったあとは、目には見えなくても爪先やその周囲に微細なダメージが残っていることがあります。とくに削った直後は爪の水分が奪われやすく、乾燥やひび割れを防ぐためにも仕上げの保湿は欠かせません

まず取り入れたいのが、キューティクルオイルによる保湿です。1滴を甘皮のまわりに垂らし、指先で円を描くようにやさしくなじませることで、爪の根元にうるおいを与えながら血行も促進できます。爪が健やかに伸びやすくなるだけでなく、乾燥によるささくれやトラブルの予防にもつながります。

加えて、指先全体へのハンドクリームの塗布も効果的です。爪まわりだけでなく、指の腹や関節まわりまでしっかりと保湿することで、皮膚のバリア機能を整えながら外部刺激から守ることができます。とくに冬場や水仕事のあとなど、乾燥しやすいタイミングでは欠かさず行いましょう。

爪の削り方にこだわるだけでなく、その後のケアを習慣にすることで、見た目の美しさと健康的な状態の両方をキープできます。整える・守る・育てるという3つの視点で、日々のネイルケアを見直してみてください。

広島周辺で爪の削り方にお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!

セルフケアに限界を感じたら、プロの手を借りるのもひとつの方法です。広島エリアで爪のトラブルや正しい削り方について相談したい方は、【セラピストプラネット】にお気軽にご連絡ください。

セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。もし現在、広島周辺で爪の削り方にお悩みの方はセラピストプラネットにお気軽にご相談ください!

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