足裏や指先にできる「魚の目」は、歩くたびに違和感や痛みを引き起こし、日常生活に支障をきたす場合もあります。そんな魚の目を何とかしたいとき「どれくらい費用がかかるのか」気になりますよね。この記事では、魚の目をケアするために必要な施術費用の目安やおすすめの市販薬についてまとめました。無理なく自分に合った対処法を選ぶための参考にしてください。
魚の目の施術にかかる費用の目安
皮膚科やクリニックで魚の目の施術を受ける場合、自己負担額は1,000円〜3,000円程度が目安です(保険適用時/初診料込み)。自費診療の美容クリニックであれば5,000円〜10,000円前後(保険適用なし)。さらに魚の目が深く根を張っている場合や、再発防止のために複数回通院することになれば、その分費用は追加でかかります。より詳しい金額は、医療機関の料金体系によって異なりますので、正確な情報は事前に問い合わせるのがおすすめです。
魚の目の主な施術方法と費用相場
魚の目に対する施術には、いくつかの方法があります。それぞれの特徴と費用相場を見ていきましょう。
削り(手動・電動器具による除去)
保険適用:おおむね1,000円〜2,000円前後
自由診療:おおむね3,000円〜5,000円程度
魚の目を削って除去する方法は、皮膚科や一部の整骨院で広く行われています。専用の手動器具や電動機器を使って硬くなった角質を丁寧に取り除きます。痛みは比較的少なく、日常生活への影響も最小限に抑えられる点が特徴です。削りのみで対応できる魚の目は、比較的小さいものや深部まで達していないものが中心。根本的な改善を目指す場合には、歩き方の癖を見直したり、足への負担を減らすための指導を受ける場合があります。
切除(メスまたは手術による除去)
保険適用:おおむね2,000円〜4,000円前後
自由診療:おおむね5,000円〜10,000円程度
症状が深い場合や、繰り返し再発している場合に選ばれる施術方法です。皮膚の奥深くに根を持つ魚の目に対しても確実な除去を目指せる点が特徴です。ただ根本的な原因へのアプローチが期待できますが、皮膚に小さな傷跡が残る可能性があります。施術後は数日間、患部を保護する必要があるため通常の歩行や運動に注意が求められます。
液体窒素による冷凍療法
保険適用:おおむね1,500円〜3,000円前後
自由診療:おおむね5,000円〜7,000円程度
液体窒素療法は主にウイルス性イボに用いられる施術ですが、魚の目に対して行われることもあります。マイナス196℃の液体窒素で魚の目の細胞を凍らせて壊死させ、自然にはがれ落ちるのを促す方法です。施術時に痛みを感じる場合があります。また、数日間は患部に負担をかけないよう注意が必要です。完全に魚の目が消失するまでには時間がかかる場合があるため、すぐに効果を実感したい方には不向きかもしれません。
電気メスを使った焼灼施術
保険適用:おおむね2,000円〜4,000円前後
自由診療:おおむね5,000円〜10,000円程度
高周波の熱を利用して魚の目の組織を焼き切る方法です。表面だけでなく根が深く入り込んだ部分にも熱が作用するため、再発の抑制につながるとされています。施術後には赤みや腫れが生じることがあり、患部を清潔に保ちながら経過を観察することが大切です。治癒までにかかる期間は数日から1週間程度で、必要に応じて安静に過ごすよう勧められることがあります。
レーザー施術
自由診療:おおむね10,000円〜20,000円程度
高出力のレーザー光を照射して魚の目の組織を蒸散させる方法です。痛みや出血が少なく、周囲の健康な皮膚へのダメージも最小限に抑えられる点が特徴です。深く根を張った魚の目にも対応可能で、短期間での改善が期待できます。レーザー照射は短時間で終わりますが、施術後には軽い赤みやヒリヒリ感が生じることがあります。通常は数日で治まるため、大きな生活制限を伴うことは少ないでしょう。ただし、施術直後は患部をこすったり圧迫したりしないよう注意が求められます。使用するレーザーの種類や施設によって金額に差があり、複数回の施術が必要な場合には、さらに費用がかさむこともあります。
自宅で治せる?魚の目市販薬の種類と費用
魚の目が軽度の場合や早い段階で対処できる場合には、市販薬を使って自宅でケアする方法も選択肢のひとつです。ただし、効果や使用方法は製品によって異なるため、症状に合わせた選び方が大切になります。
ヨクイニン内服
ヨクイニンは、ハトムギの種子から抽出された成分を含む漢方薬で、体内から皮膚の新陳代謝を促す作用があるとされています。魚の目に直接作用するわけではありませんが、皮膚トラブル全般の改善をサポートする目的で使われます。費用は1か月分で2,000円〜4,000円程度が相場です。効果を実感するまでには一定の期間がかかるため、継続的な服用が前提となります。
スピール膏
スピール膏は、サリチル酸を主成分とする貼り薬で、角質をやわらかくして除去しやすくする効果があります。貼るだけでケアできる手軽さがあり、魚の目やタコのセルフケア用品として広く知られています。費用はサイズや枚数によって異なりますが、500円〜1,500円程度で購入可能です。貼付後、数日ごとに交換しながら使用します。
サリチル酸製剤
スピール膏以外にも、サリチル酸を配合した液体やジェルタイプの製品があります。患部に直接塗布して角質を軟化させることで、徐々に除去を促します。費用は1本あたり1,000円〜2,000円前後が一般的です。液体タイプは塗布の手間がかかる反面、細かい部分にも使いやすいメリットがあります。
魚の目パッド
魚の目の部分を保護し、歩行時の痛みを和らげるためのパッドです。根本的な施術効果はありませんが、施術や薬剤との併用で負担を軽減する役割を果たします。費用は10枚入りで500円〜1,000円程度が目安です。患部に直接貼るタイプや靴の中敷きに使うタイプなど、さまざまな形状があります
角質軟化クリーム
尿素やサリチル酸などを配合した角質軟化クリームは、硬くなった皮膚をやわらかく保つために使用されます。魚の目そのものを除去するわけではありませんが、予防や症状の軽減に役立ちます。費用は1本あたり800円〜2,000円程度です。日常的なフットケアの一環として取り入れると再発防止にもつながります。
フットケア用ヤスリ・スクレーパー
角質を削るための専用ヤスリやスクレーパーも、自宅ケア用品として利用されています。魚の目に直接使用する際はやりすぎに注意が必要ですが、適切に使えば痛みの軽減や見た目の改善が期待できます。費用は1本あたり1,000円〜3,000円程度です。素材や形状によって使い心地が異なるため、用途に合わせた選択が重要です。
施術以外にかかる追加費用って何がある?
魚の目施術では、直接的な施術費以外にも意外な出費が発生することがあります。たとえば、以下のような費用が考えられます。
- インソール(2000円~1万円程度):足裏の圧力を分散し、再発防止に役立つ
- フットケア用品(クリーム・ファイルなど):日常的なケアに必要
- 通院交通費:継続通院が必要な場合
これらを踏まえると、単純な施術費以外に必要なコストも意識しておくと安心です。
魚の目施術費をできるだけ抑える方法
施術費負担を少しでも軽くするためには、以下の工夫が効果的です。
保険診療が可能な医療機関を選ぶ
皮膚科であれば、多くの場合保険診療に対応しています。 あらかじめ保険適用で施術できるかを確認し、自由診療に誘導されないよう注意しましょう。
市販薬と医療機関施術を使い分ける
軽度なら市販薬でケアし、改善が見られなければ医療機関を相談する、といった使い分けも有効です。 早期対処で症状の悪化を防げば、結果的に施術費も抑えられます。
再発防止のセルフケアを継続する
一度施術しても、足への負担やケア不足が続くと再発しやすくなります。 日常的にインソールを使ったり、適切な靴を選んだりすることも大切です。
広島周辺で魚の目でお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!
魚の目の痛みや違和感に悩む日々は、想像以上にストレスがかかるものです。広島近郊で魚の目施術を検討されている方は、セラピストプラネットにぜひご相談ください。一人ひとりの症状やライフスタイルに合わせた施術・ケア提案を行い、再発防止まで丁寧にサポートします。
