爪棘(そうきょく)とは、足の爪の端だけがトゲのように鋭く生えて、皮膚に突き刺さってしまう状態のことをいいます。肌にトゲが刺さっているのと同じ状態なので、痛みを伴うことはもちろん、炎症を起こして悪化することもあり得ます。しかも、トゲになっている部分を切ってしまえば解決するというわけではありません。自分で切除しようとすると深く切りすぎてしまったり、まわりの皮膚まで痛めてしまう危険性があるので、爪棘が気になる方はぜひセラピストプラネットにお気軽にご相談ください。この記事では、爪棘ができる原因や改善方法、放っておくとどうなるか、改善方法などについて詳しくご紹介します。
爪棘(そうきょく)とは?
爪棘(そうきょく)とは、爪の端がトゲのようにとがって、周囲の皮膚に刺さってしまっている状態のことです。足の親指に特に起こりやすく痛みや腫れを伴うことが多いため、非常に厄介な症状です。一般的な巻き爪とは違って、爪自体が鋭くなって皮膚に食い込むため、歩くたびにズキズキとした痛みを感じることがあります。放置してしまうと、皮膚が傷ついていき、そこからバイ菌が入って化膿したり、炎症が悪化してしまったりする危険性もあるため注意が必要です。爪がトゲのように皮膚に刺さっている状態なので、日常生活にも支障をきたすことは十分にあり得ます。爪のまわりが少し痛いと感じたら爪棘の可能性があります。そう感じた段階で早めに対処を始めましょう。違和感を感じたら、無理に自分で触らずに当院のようなフットケアの専門院に相談してくださいね。
爪棘(そうきょく)を放っておくとどうなる?
爪棘(そうきょく)をそのままにしておくと、最初は軽い違和感だけだったものが、次第に強い痛みへと変わっていきます。歩いたり靴を履いたりするたびに痛みを感じるようになり、ひどくなると普通に歩くことさえつらくなってしまうことも。さらに、皮膚に刺さった部分から細菌が入り込むと、赤く腫れたり膿んでしまったりと、どんどん症状が悪化してしまいます。一度炎症が起きると改善までに時間がかかることがあるため、早い段階で対処することが大切です。症状としては、チクチクといった痛みがあったり、押すと痛いと感じたりします。我慢せずにケアを始めたり、プロに相談するようにしましょう。
爪棘(そうきょく)の原因は?
爪棘(そうきょく)は、さまざまなきっかけで起こるとされています。なかでも、深爪になるまで切るクセや巻き爪・陥入爪などが大きな原因とされています。小さな違和感から始まることが多いですが、先にご紹介したように、放っておくと痛みや炎症が強くなることも。どうして爪がトゲのようになってしまうのか気になりますよね。ここでは、爪棘ができる主な原因について、代表的なものを2つご紹介していきます。
深爪に切ることがクセになっている
爪棘(そうきょく)ができる大きな原因のひとつが、深爪のクセです。爪を短く切りすぎてしまうと、爪の角が皮膚に埋まりやすくなり、結果的にトゲのように皮膚に刺さってしまうことがあります。指先よりも爪が短くなるほど切ってしまうと、歩くたびに皮膚が刺激を受け、痛みや炎症が起こりやすくなります。運動や仕事などで「爪を短くしたほうがいい」と指導された経験がある方もいるかもしれませんが、短く切り過ぎるのではなく爪と指先の高さをそろえるくらいが理想的です。これにより痛みが出にくくなり、指先の力もしっかり使えるようになります。爪を整える時は、爪切りだけでなくヤスリを使って形を整えると、切りすぎを防げてより安全です。普段深爪になるまで切ってしまう方は、爪の先端の白い部分を少しだけ残すイメージで切ってみてくださいね。
巻き爪や陥入爪が影響している
巻き爪や陥入爪(かんにゅうそう)も、爪棘ができる大きな原因のひとつです。巻き爪や陥入爪になると、爪の角が強く内側へと巻き込み、皮膚に深く食い込んでしまいます。その結果、爪が皮膚の中に隠れてしまったような状態になり、目には見えにくい場所でとがった部分が形成されてしまうのです。とがった爪が皮膚を刺激し続けることで、ズキズキとした痛みや、腫れ、赤み、さらには炎症や化膿などのトラブルを引き起こしてしまいます。
そのうち自然に良くなるかもと思い、様子を見てしまう方もいらっしゃいますが、実際には爪はもともと巻く性質を持っているため、放置しても自然に広がったり、元通りになったりすることはほとんどありません。逆に、時間が経つほど巻きが強まり、症状が悪化するリスクが高まってしまいます。
また、たとえ一時的に爪棘だけを取り除いたとしても、根本的な巻き爪や陥入爪の状態を改善しなければ、再び爪が皮膚に食い込んでいき、同じような痛みやトラブルを繰り返してしまう可能性があります。初期の違和感であっても放置せずになるべくお早めに専門家にご相談ください。巻き爪や陥入爪に対する矯正を施すことで、爪棘の再発リスクを抑え、健康的な爪の形を維持することができます。
爪棘(そうきょく)を改善する方法は?
爪棘(そうきょく)をそのままにしておくのは大変危険です。痛みや腫れがひどくなる前に、フットケアの専門院などに相談して改善を目指しましょう。症状の程度によって、シンプルな切除から専門的な施術まで、さまざまな方法があります。それぞれの方法には特徴があるため、状態や希望されるものを参考に選んでいきます。ここでは、病院やフットケア専門院などでよく行われる代表的な改善方法について、詳しく解説していきます。
切除
爪棘(そうきょく)の改善方法として、もっとも代表的な方法が、切除です。これは、皮膚に刺さっている爪の角を、斜めにカットして取り除く方法です。トゲ状になっている部分だけをきれいに削ることで、痛みや腫れを和らげることができます。早めに対処することで、炎症が広がるのを防ぐことができるため、違和感を感じたら我慢せずに相談してください。自己判断で深く切りすぎると、かえって悪化する可能性があります。専門の医療機関で安全に処理してもらうのがおすすめです。
NaOH(水酸化ナトリウム)法
爪棘が再発しやすい場合には、「NaOH(水酸化ナトリウム)法」という方法が選ばれることがあります。この方法は、爪の端にある根元部分に水酸化ナトリウムを使って、爪が生えてこないようにする手術です。痛みを起こす原因そのものを減らすことができるため、繰り返しできる爪棘に悩まされている方に向いています。部分的に行われるので、見た目に大きな違和感が出にくく、再発予防の効果が期待できるのが特徴です。施術方法については、医師や担当スタッフとよく相談しながら進めていきましょう。
爪母や爪床の切除
症状が重かったり、何度も再発を繰り返したりしている場合には、爪母(そうぼ)や爪床(そうしょう)と呼ばれる爪の根元部分を切除する手術が行われることもあります。これは、メスや剪刀(せんとう)を使って、問題のある部分を根本から取り除く方法です。少し大がかりな手術にはなりますが、原因をしっかり取り除くことで、長期的な改善が見込めます。手術後はしばらく安静が必要ですが、痛みや炎症から解放されて、普段の生活を取り戻すことができます。
広島周辺で爪棘でお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!
この記事では、爪棘ができる原因や改善方法、放っておくとどうなるかなどについて詳しくご紹介しました。トゲのようになった爪が皮膚に刺さっている状態なので、早急に対応する必要があります。
セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。
もし現在、広島周辺で爪棘にお悩みの方はセラピストプラネットにお気軽にご相談ください!