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足の爪が折れた!出血・痛みがある時のケアや改善方法を解説!

うっかりタンスの角に足をぶつけたり、重いものを落としてしまったり。
不意の事故で足の爪が折れてしまうと、ズキズキする痛みや出血で、どうすれば良いか分からず焦ってしまいますよね。

この記事では、足の爪が折れた時のセルフケアの方法や改善方法などについて詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

足の爪が折れた直後にやるべきケア

足の爪が折れてしまったら、まずはセルフケアを行いましょう。
これから紹介する4つのステップに沿ってケアすることで、細菌の感染を防ぎ、痛みを和らげることができます。
自宅にあるもので対応できることが多いので、落ち着いて一つずつ確認しながら進めていきましょう。

ステップ1:傷口を清潔に保つ(洗浄・消毒)

まず最も大切なのは、傷口を細菌から守るために清潔にすることです。
折れた爪の隙間や周りの皮膚に付いた汚れを、丁寧に洗い流しましょう。

  • 洗浄方法:流水(水道水で構いません)で、患部を優しく洗い流してください。
  • 石鹸の使用:もし傷口が汚れている場合は、石鹸をよく泡立ててからそっと洗い、泡が残らないようにしっかりとすすぎます。
  • 消毒:洗浄後は、清潔なタオルやガーゼで水分を優しく拭き取り、消毒液で消毒します。傷口にしみにくいタイプのものがおすすめです。

ステップ2:出血している場合は止血する

もし出血している場合は、次に止血を行います。
正しい方法で圧迫することで、ほとんどの出血は止まります。

  • 圧迫止血:清潔なガーゼやハンカチなどを傷口に直接当て、その上から指で5分から10分ほどしっかりと圧迫してください。
  • 患部を高くする:可能であれば、クッションなどの上に足を乗せ、心臓より高い位置に保つと血が止まりやすくなります。
  • 注意点:ティッシュペーパーは傷口に張り付きやすいため、ガーゼなどがなければ清潔なタオルを使いましょう。

ステップ3:折れた爪を保護・固定する

止血ができたら、折れた爪がそれ以上ダメージを受けないように保護します。
グラグラしている爪が衣服などに引っかかると、さらに悪化する可能性があるため、しっかり固定しましょう。

  • 保護方法:消毒した傷口の上にガーゼを当て、その上から絆創膏や医療用テープで爪が動かないように優しく固定します。
  • 爪が完全に取れた場合:無理に元の位置に戻そうとせず、傷口をガーゼなどで保護して、当院にご相談ください。

ステップ4:痛みが強い場合は冷やす・市販薬を飲む

セルフケアが終わっても痛みが強い場合は、いくつかの方法で和らげることができます。
我慢できないほどの痛みは、体にとってもストレスになりますので、無理せず対処しましょう。

  • 冷却:タオルで包んだ保冷剤や氷のうなどで患部を冷やすと、血管が収縮して痛みが和らぎます。ただし、凍傷を防ぐため、1回15分から20分程度にしてください。
  • 市販薬の服用:市販の鎮痛剤(アセトアミノフェンやイブプロフェンが主成分のもの)を服用するのも有効です。薬を飲む際は、必ず用法・用量を守り、アレルギーなどがないか確認してください。

悪化させないで!足の爪が折れた時にやってはいけないNG行動

早く改善させたい一心で、ついやってしまいがちな行動が、実は症状を悪化させる原因になることもあります。
良かれと思って行ったケアが裏目に出ないよう、以下の行動は避けるようにしましょう。

NG①:グラグラする爪を無理に剥がす・深く切り込む

中途半端に剥がれかけた爪は、とても気になるものです。
しかし、自分で無理に剥がしたり、ハサミで深く切り込んだりするのは絶対にやめましょう。

爪の下にあるデリケートな皮膚(爪床)を傷つけてしまい、強い痛みやさらなる出血、感染の原因になります。
また、爪床が傷つくと、新しく生えてくる爪がデコボコになったり、変形してしまったりする可能性もあります。

NG②:消毒せずに絆創膏を貼るだけで済ませる

セルフケアのステップでもお伝えした通り、傷口の洗浄・消毒は非常に重要です。
外出先などで水が使えず、とりあえず絆創膏だけ貼っておく、という場面もあるかもしれません。

しかし、汚れたまま絆創膏で蓋をしてしまうと、傷口に細菌を閉じ込めることになり、化膿のリスクが高まります。
帰宅後、必ず一度絆創膏を剥がして、洗浄・消毒のステップを踏むようにしてください。

NG③:痛みを我慢してきつい靴やヒールを履く

仕事などで仕方ない場合もあるかもしれませんが、痛みを我慢して患部を圧迫する靴を履くのは避けましょう。
特に、つま先が細いパンプスやヒールの高い靴は、患部に大きな負担をかけます。

圧迫によって血行が悪くなり、治りが遅くなるだけでなく、痛みを悪化させる原因にもなります。
改善するまでは、つま先部分にゆとりのあるスニーカーや、患部に直接当たらないサンダルなどを選ぶことをおすすめします。

【状況別】これってどうすれば?足の爪トラブルQ&A

ここでは、足の爪が折れた際によくある具体的なお悩みについて、Q&A形式でお答えします。
ご自身の状況と照らし合わせて、参考にしてくださいね。

Q1. 爪が根元から・半分だけ折れて(剥がれて)しまった場合は?

A. すぐに専門家に相談しましょう。

爪が根元や半分など広範囲で剥がれてしまった場合、ご自身でのケアは困難であり、感染や爪の変形のリスクが非常に高い状態です。
病院へ行くまでの間は、剥がれた爪を無理に取り除かず、可能であれば元の位置に戻してガーゼなどで保護しましょう。
病院では、爪の状態に応じて固定や除去、感染予防のケアなどが行われます。

Q2. 爪が「縦」に割れたり「横」に亀裂が入ったりした場合は?

A. 割れ方によって対処が異なります。

  • 横の亀裂:爪の先端に近い部分での横の亀裂であれば、爪が伸びるのを待って、亀裂部分をカットすれば問題ないことが多いです。それまでは引っかからないようにテープなどで保護しましょう。
  • 縦の割れ:縦に割れた場合、特に根元まで達していると、爪が伸びても割れが続くことがあります。放置すると亀裂が広がる可能性があるため、皮膚科で相談し、場合によっては補強などのケアが必要になります。

Q3. ジェルネイルやマニキュアをしている場合はどうすればいい?

A. 無理に自分でオフせず、まずは傷のケアを優先してください。

出血や強い痛みがある場合は、ネイルサロンではなく、まず皮膚科や整形外科、当院に相談してください。傷の状態を確認してもらうことが最優先です。
無理にジェルネイルなどを剥がそうとすると、健康な爪の部分まで傷つけてしまい、症状を悪化させる可能性があります。
医師の指示に従い、ケアのためにオフが必要と判断された場合は、その指示に従ってください。

Q4. 爪の下が内出血で黒くなったけど、放置して大丈夫?

A. 痛みの強さや範囲によります。

それは爪下血腫(そうかけっしゅ)と呼ばれる内出血です。
範囲が小さく、痛みが軽ければ、爪が伸びるにつれて自然に押し出されて消えていきます。
しかし、ズキズキとした拍動性の痛みが続く場合や、内出血が爪の大部分を占める場合は、病院で爪に小さな穴を開けて血を抜くケアが必要になることがあります。
痛みを放置すると、血の塊の圧力で爪が剥がれてしまうこともありますので、痛みが強い場合は早めに相談しましょう。

なぜ?足の爪が折れやすくなる3つの原因と予防法

今回のように不意の事故で爪が折れるだけでなく、普段から爪がもろく、折れやすい状態になっている可能性もあります。
今後の再発を防ぐために、爪が折れやすくなる原因と、その予防法も知っておきましょう。

原因予防法
①乾燥や栄養不足・ネイルオイルや保湿クリームで爪と爪周りをケアする・タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランス良く摂取する
②不適切な爪のケア・深爪を避け、先端をまっすぐに切る「スクエアオフ」を心がける・爪切りは一度に切らず、数回に分けて少しずつ切る
③足に合わない靴・つま先に1cm程度の余裕がある靴を選ぶ・先の細い靴やヒールの高い靴を長時間履くのを避ける

原因①:乾燥や栄養不足による爪の劣化

爪も皮膚の一部です。
空気が乾燥する季節や、除光液の使いすぎなどで爪の水分が失われると、弾力性がなくなり、もろく割れやすくなります。
また、爪の主成分であるタンパク質(ケラチン)や、爪の健康を保つビタミン、ミネラル(亜鉛、鉄分など)が不足すると、丈夫な爪が作られません。
日頃から爪周りの保湿を心がけ、バランスの良い食事を摂ることが大切です。

原因②:深爪や不適切な爪の切り方

爪を短く切りすぎる「深爪」は、爪の先端を支える皮膚が露出し、外部からの衝撃に弱くなります。
また、爪の両端を深く切り込む「バイアスカット」は、巻き爪の原因にもなります。

爪を切るときは、お風呂上がりなどの爪が柔らかくなっているときがおすすめです。
先端をまっすぐに切り、角だけをやすりで少し丸める「スクエアオフ」という形が、衝撃に強く理想的とされています。

原因③:足に合わない靴による継続的な圧迫

つま先が細いパンプスや、サイズの合わない窮屈な靴は、常に爪を圧迫し、気づかないうちにダメージを蓄積させています。
このような慢性的な圧迫が、爪をもろくする原因の一つです。

靴を選ぶ際は、つま先に1cm程度のゆとりがあり、指が自由に動かせるものを選びましょう。
また、長時間ヒールの高い靴を履くのは避けるなど、爪に負担をかけない工夫も大切です。

爪はどれくらいで改善される?きれいに生え変わらせるための方法

一度折れてしまった爪が、元のきれいな状態に戻るまでには時間がかかります。
ここでは、治癒期間の目安と、爪の再生をサポートするためのポイントをご紹介します。

  • 治癒期間の目安:足の爪は手の爪よりも伸びるのが遅く、1ヶ月に約1.5mm程度しか伸びません。そのため、爪全体が完全に生え変わるには、半年から1年以上かかることもあります。
  • きれいに生え変わらせるには:爪の健やかな成長を促すためには、「バランスの取れた食事」「十分な睡眠」「爪周りの保湿と血行促進マッサージ」が効果的です。焦らず、気長にケアを続けていきましょう。

広島周辺で足の爪でお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!

この記事では、足の爪が折れた時のセルフケアの方法や改善方法などについて詳しくご紹介しました。

セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。

もし現在、広島周辺で足の爪でお悩みの方はセラピストプラネットにお気軽にご相談ください!

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