赤ちゃんの足の爪をよく見てみると、ちょっと反っていたり、大人の爪とは違った形をしていたりして驚いたことはありませんか?赤ちゃんの爪は大人の爪とは違ってとても薄く、柔らかいのが特徴です。そのため、日常の動作や環境の影響を受けやすく、爪の形が変わって見えることがあります。ごく稀に貧血が影響しているケースがあるため、不安になる方もいるかもしれませんが、基本的には成長の一環であり、自然に整っていく場合がほとんどです。この記事では、赤ちゃんの足の爪が変形する原因や貧血との関係、変形を改善する方法などについて詳しくご紹介します。
赤ちゃんの足の爪が変形するのはなぜ?
赤ちゃんの小さな足の爪を見て、反り返りが気になったことはありませんか?これは異常なことではなく、非常によくある現象です。赤ちゃんの爪はとても薄くて柔らかいため、刺激や成長の影響で形が変わりやすい特徴があります。特に、ハイハイなどで指を使う機会が多くあるため、日常の動作によって圧力が加わることも影響します。まずは、赤ちゃんの足の爪が変形する原因を詳しくご紹介します。
大人の爪よりも柔らかい
冒頭でご紹介したように、赤ちゃんの足の爪は、大人の爪と比べるととても柔らかく、薄いのが特徴です。そのため、刺激や圧力で簡単に形が変わりやすく、反り返ったり、割れてしまうことがあります。成長途中の乳幼児では、まだ爪の構造が完全に整っていないため、見た目がデコボコしていたり、縦にすじが入っていたりすることも珍しくありません。心配する必要はなく、成長とともに爪はだんだんと硬くなり、自然にしっかりとした形に整っていきます。赤ちゃんの爪の変形は、一時的なものとして見守りましょう。
指の真ん中に力が加わりやすい
赤ちゃんは毎日のように、ハイハイをしたり、つかまり立ちをしたりしながら成長していきます。その時に、指の真ん中あたりに体重がかかりやすくなるため、爪の先にじわじわと圧力が加わっていきます。なかでも足の親指の爪は、地面に当たりやすいため、スプーンのように反ってしまうこともあります。しかし、これも赤ちゃんの成長の過程でよく見られる変化です。靴を履くようになり、指先への負担が減ってくると、自然と正常な形に戻っていくことがほとんどです。
爪のうるおいが不足している
赤ちゃんの爪はとても薄いのですが、水分量が少ないという特徴もあります。そのため、大人に比べて乾燥しやすく、うるおいが足りないことで爪が反り返ったり、割れたりすることがあります。冬場や空気が乾燥している季節は、特に爪も肌と同じようにカサついてしまうことも。指を舐めることが多いため、大人のようにハンドクリームを使うわけにはいきませんが、赤ちゃん専用の保湿剤などがあるので、それらを使って指先や爪まわりをケアしてあげましょう。爪も一緒にうるおしてあげることで、変形の予防にもつながります。
赤ちゃんの足の爪の変形は貧血と関係している?
赤ちゃんの足の爪が反り返っていると、貧血のサインといわれることがあります。そのため、不安になる方は非常に多くいらっしゃいます。たしかに、爪がスプーンのように反り返る「スプーンネイル」は、鉄分が不足しているときに見られることがあります。しかし、赤ちゃんの爪はもともととても薄くて柔らかいため、新生児期や乳児期には自然と反って見えることがほとんどです。成長とともに爪もしっかりしてくるので、ほとんどの場合、心配はいりません。
ただし、顔色が悪い、機嫌が悪い、食欲がないなど、ほかの症状も重なっている場合は、小児科で相談してみましょう。基本的には赤ちゃんの爪の状態は、成長過程の一部といえるので、見守ってあげることが大切です。
気になる場合は、毎日の様子を記録しておくのがおすすめです。病院に行った時に役立つだけでなく、赤ちゃんの成長を振り返る大切な記録にもなりますよ。
また、赤ちゃんは個人差が大きく、成長のスピードや体の特徴も一人ひとり異なります。爪の変形についてあまり考えすぎず、まわりと比べすぎないことも大切です。
赤ちゃんの足の爪の変形を改善する方法は?
赤ちゃんの足の爪が反っていたり、割れやすかったりすると心配になりますが、成長とともに自然に整うことが多いので大丈夫です。しかし、気になってしまうのは当然です。そこで、毎日お手入れをしてあげることで、徐々に改善していくことがあります。保湿ケアなど、すでにご紹介しましたが、さらに詳しく、赤ちゃんの足の爪の変形を改善するためにできることをご紹介します。
爪を十分に保湿する
赤ちゃんの爪はとても薄くて繊細なので、大人よりも乾燥しやすい性質があります。そのため、うるおいが足りなくなると、爪が反り返ったり、割れやすくなったりすることがあります。そこで大切なのは、爪を十分に保湿することです。赤ちゃん用の低刺激の保湿クリームやワセリンがあるので、爪の根元や周りにやさしく塗り込んであげましょう。お風呂上がりなど、肌が柔らかくなっているタイミングに行うと、より効果的でおすすめです。保湿は爪を守るだけでなく肌を守ることにもつながります。爪をたっぷりと保湿して、変形の予防や改善をしていきましょう。
爪をこまめに切る
赤ちゃんの爪は成長が早く、気がつくとすぐに伸びてしまうものです。そのため、放っておくと爪が割れたり、何かに引っかかってケガをしてしまったりすることがあります。
足の爪は、ハイハイなどの動作でよく使う上に、靴下や布団の中でこすれてしまいやすく、特に変形の原因になることがあります。そのため、爪の長さを定期的にチェックしてあげることが大切です。目安としては、1週間に1回くらいのペースで確認し、長くなっていたらこまめに切ってあげましょう。切る時に嫌がることがあるかもしれないので、赤ちゃんが寝ている時やリラックスしているタイミングにすると、動きも少なく安全です。爪をこまめに切ることで変形することを防ぎ、ケガの防止や衛生面を守ることにつながります。
爪の切り方を工夫する
赤ちゃんの爪を切る時、「真っすぐ1回パチン」と切って終わりにしていませんか?それだけだと、爪の角が残ったままになってしまい、肌をひっかいてしまったり、爪が割れやすくなったりすることもあります。できれば、爪の両端にハサミをもう一度入れて、丸みを持たせるように整えてあげるのがおすすめです。丸みがあることで見た目はやさしく、引っかかりも防げます。また、深く切りすぎると巻き爪の原因になることがあるので、白い部分を少し残しておくのがポイントです。赤ちゃん専用の爪切りバサミややすりを使えば、より簡単にお手入れできます。
広島周辺で赤ちゃんの爪の変形でお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!
この記事では、赤ちゃんの足の爪が変形する原因や貧血との関係、変形を改善する方法などについて詳しくご紹介しました。赤ちゃんの反り返った爪に驚いて心配になる方は多いですが、ほとんどの場合、成長過程でよくある自然な現象なので、時間が経つにつれてかたく強い爪になっていきます。
しかし、成長過程でしっかりと保湿をして、うるおいを保つことも大切です。赤ちゃん用の保湿ケアアイテムを使って乾燥を防いであげましょう。
極端な爪の変形や、保湿ケアの詳しい方法は、ぜひ当院にお問い合わせください。
セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。
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