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反り爪とは?原因や改善方法を解説!

爪の中央部分がへこんで、先端が上向きに反り返っているような状態は、反り爪と呼ばれる爪の形状です。医学的には「スプーンネイル」や「匙状爪」と呼ばれています。

反り爪は、きちんとケアをすれば改善していく症状です。この記事では、反り爪の基本的な知識から原因、改善方法などについて詳しくご紹介します。

目次

反り爪とはどんな状態?

爪の形がおかしいと感じたことはありませんか?反り爪は、珍しいものではありません。健康な爪との違いや、放置するとどのような問題が起こるのかなどについて詳しくご紹介します。

反り爪(スプーンネイル)の定義

反り爪とは、爪(爪甲)が反り返った状態をスプーンネイル(匙状爪)と呼ばれる症状です。匙状爪とは、爪(爪甲)がスプーンのように反り返った状態になることで、医学的にはコイロニキアと呼ばれることもあります。

本来、爪は指に沿うようにカーブを描き、真ん中部分が少しふくらんでいます。しかし反り爪になると、爪の表面がくぼんでいるような形状になり、先端が中央よりも高く反ったようになってしまう状態です。

健康な爪と反り爪の違い

健康な爪は、正常な爪の形は中央部分が膨らみ、緩やかな弧を描いています。一方、反り爪は爪の中央部分がくぼんで、先端が上向きに反り返っているのが特徴です。

健康な爪は、下に向かって生えてくるのですが、反り爪の場合は上に向かって生えてくるため、見た目にも明らかな違いがあります。

反り爪のデメリット

反り爪になると以下のような問題が生じます。

・破損しやすくなる:反り爪になると爪が上に向かって生えるので、伸びてくると先端が物に引っかかり、割れやすくなります。

・日常生活への支障*:伸びてくると先端が引っ掛かりやすく、割れやすくなってしまいます。

・見た目の問題:爪の自然な美しいカーブが失われ、スプーンのような形になってしまいます。

反り爪を引き起こす原因は?

反り爪になる原因はさまざまです。間違った爪の切り方から栄養不足、生まれつきの体質まで、複数の要因が絡み合って起こることがよくあります。ここからは、反り爪を引き起こす原因についてご紹介します。

爪に負担をかける習慣

爪に負担をかけてしまうような習慣を送っていると、反り爪になります。

間違った爪の切り方

爪を切る時に、爪甲の両側を丸く切る人が多く、だんだんと爪甲の両側縁を切り込んで、短くしてしまう人がいます。爪甲の両側縁が短くなると、爪甲は指腹に加わる力を支えきれなくなり、スプーンネイルになることがあります。

指先への過度な負荷

指の先端の掌側(指腹)に、爪甲が支えられる以上の力が毎日加わることにあります。具体的には以下の行動が挙げられます。

①重い荷物を手で運ぶような仕事や草取りのような仕事も指先に力が入ります

②重たい荷物を持ち運ぶ仕事や、草取りなどの仕事は、指先に力が入りやすいです

スプーンネイルは親指、人差し指、中指によく現れます。これらの指は仕事でよく使う指なので、指先に力の入る仕事をするとスプーンネイルとなります。

幼児期の特殊な要因

幼児では裸足で遊ぶために、足の親指(第1趾)の爪がスプーン状になることがあります。履物を履いて遊ぶようになると、自然に正常な爪に戻ります。

鉄欠乏性貧血

反り爪のとても重要な原因の一つが鉄欠乏性貧血です。鉄欠乏性貧血の場合には爪甲が正常の場合に比べて弱いために、スプーンネイルになりやすい傾向があります。

貧血によって薄くなった爪が、外から加わった圧力に耐え切れずに反り返ってしまうメカニズムがあります。爪を含む人間の体は、血液によって栄養を供給されます。血が足りない状態である貧血になってしまうと、指先までしっかりと血液が行き届きにくくなるため、爪が栄養不足となり爪が薄くなってしまいます。

遺伝や生まれつきの影響

反り爪の原因が、生まれつきの病気である可能性もあります。内蔵虚弱や甲状腺の病気などの場合、体の不調が爪に反映されることがあります。

ただし、乳幼児において貧血によるスプーンネイルは稀なケースで、爪の状態から「貧血になってしまったかも」と、心配する必要はありません。

反り爪の改善方法について

反り爪は正しくケアを続けることで改善が期待できる症状です。ただし、すぐに改善できるものではなく、根気よく続けることが大切です。食事の見直しから毎日のお手入れまで、簡単な改善方法をご紹介します。健やかで美しい爪を目指して、頑張っていきましょう。

食生活を見直す

食生活に乱れはありませんか?鉄分やたんぱく質などの栄養素を積極的に取り入れましょう。

鉄分の積極的摂取

反り爪を防ぐためには、食生活を見直して貧血を改善することが大切です。貧血を改善するためには、1日3回の食事をきちんととって、栄養バランスを整えましょう。

鉄分が多く含まれた肉や魚、卵黄などを積極的に摂取するのもおすすめです。また、鉄の吸収を助けるビタミンCを併せて摂るのも良いでしょう。

摂取時の注意点

コーヒーや紅茶、緑茶などの飲み物には、鉄の吸収を阻害するタンニンが含まれています。そのため、食事中にこれらの飲み物を飲むのは控えたほうが良いでしょう。

たんぱく質も重要

鉄分をしっかり摂ることを意識するのと同時に、たんぱく質もしっかり摂りましょう。爪を含めて、人の体はたんぱく質からできています。血液もたんぱく質ですので、鉄分だけでは貧血の根本的な改善にはなりません。ぜひ、たんぱく質も一緒に摂りましょう。

保湿を心がける

反り爪を防ぐためには、爪の保湿を心がけることも重要です。爪が乾燥するとバリア機能が低下し、爪が変形しやすくなってしまいます。

加齢やマニキュア、ジェルネイルなどによって爪は乾燥しやすいので、日々の保湿を怠らないようにしましょう。

爪の乾燥を防ぐには、保湿クリームやオイルをこまめに塗るのがもっとも効果的です。指先は、日常の中で何かに触れていることが多いので、水仕事の後だけではなく、仕事の合間などにも保湿を心がけましょう。就寝前、補修液や保湿剤を爪にたっぷりと塗布すれば、寝ている間に成分を浸透させることができます。

外部の衝撃から守る

爪を正しい方法で切って、外部の衝撃から守ることが大切です。

正しい爪の切り方

爪の両側縁を短く切らないようにしましょう。両端の角をカットしすぎると、爪が外部からの力に脆くなって反り爪になりやすいです。そのため、両角をカットしすぎないよう、ヤスリで軽く削るぐらいのイメージで整えましょう。

長さについては、爪の白い部分が少し見えるぐらいの長さを目安にしてくださいね。

物理的保護

重い荷物を運ぶ仕事などで爪先に圧がかかってしまう場合は、軍手などで爪先を保護しておくことで圧を軽減することができます。

生活習慣の改善

質の良い睡眠を取ることも、反り爪の原因である貧血を防ぐために大切です。血液は寝ている間に作られます。不規則な生活や寝不足が多い生活では十分な体のリカバリーができないので、なるべく規則正しい生活を心掛けましょう。

広島周辺で反り爪でお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!

この記事では、反り爪の基本的な知識から原因、改善方法などについて詳しくご紹介しました。

反り爪は間違った爪の切り方や栄養不足、保湿不足によるダメージが原因ですが、ケアをすることできちんと改善できます。ただし、反り爪になった場合、すぐにはもとの爪に戻ることはありません。完全に形が整うまでには時間がかかりますが、ケアを継続していきましょう。

セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。

もし現在、広島周辺で反り爪でお悩みの方はセラピストプラネットにお気軽にご相談ください!

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