足のトラブルは日常生活に支障をきたすことがあります。爪の痛み、爪の形の変化によるコンプレックスからオシャレが楽しめなくなってしまったという方もいるかもしれません。まずは足の爪のトラブルの原因を探り、適切な改善方法を知ることで早期解決につながります。
足の爪のケア、日常的になんとなくやっているだけという方も多いです。しかし、正しくケアしないと悪化する可能性もあります。
この記事では、「今日から実践できる足の爪のケア方法」を紹介します。自分で足の爪をケアする際、抑えておくべきポイントも解説しているためぜひ参考にしてみてください。自力で解決するには1年単位で地道に改善していく必要があるため、不安な方は当院など専門的な期間にご相談ください。
足の爪でよくあるトラブルは?
足の爪のトラブルについて、代表的な4種類について説明していきます。
巻き爪・陥入爪
足の爪に起きやすいトラブルの代表例として巻き爪・陥入爪があります。巻き爪と陥入爪は、ともに足の爪のトラブルとして報告例の多い症例としてひとくくりに考えられることがあります。しかし、違いがあるので紹介していきます。
巻き爪は、爪が皮膚側に巻き込んでいる状態のことです。痛みを伴わない場合も含みます。
一方、陥入爪は、爪に接している皮膚部分が損傷し痛みを伴う状態のことを指します。
次に巻き爪と陥入爪の発症年齢・性別の違いを説明します。巻き爪は、高年齢の女性が発症することが多いです。再発の可能性も高く、継続的な対応が必要になるケースもあります。陥入爪は、性別問わず若年層が多いです。
引用元:青木文彦「陥入爪・巻き爪の違いと治療ーこの似て非なるものー」
陥入爪が悪化すると巻き爪を発症する可能性があり、更に細菌感染を引き起こす可能性があるため早めの通院が肝心です。
どのクリニックに相談したらよいか迷っている方は、ぜひセラピストプラネットまでご相談ください。
二枚爪
足の爪のトラブルの一つである二枚爪は、爪の先端の層がはがれてしまう状態のことを指します。爪はもともと三層構成ですが、上から爪の層がはがれていく病変を二枚爪と言います。
足の二枚爪は、悪化すると痛みを伴います。足先の爪は、靴による外的刺激を受けやすいため自然治癒はあまり期待できません。放置したままにすると爪の表面がボロボロになったり、爪が割れたりして、爪全体の強度が下がっていきます。二次的な足の爪のトラブルを防ぐためにも、早めに対処をおこなうことが必要です。
魚の目・タコ
爪以外の足のトラブルに、魚の目・タコがあります。足のトラブルで厄介な魚の目・タコは、歩き方や姿勢の乱れが原因で発症し、自力で対処しても再発しやすい特徴があります。
魚の目は一般的に足の裏にできますが、タコは慢性的に刺激を受ければ体のいたるところにできる可能性があります。
魚の目とタコの違いで決定的なのは、角質層のでき方です。魚の目は、角質層が足の皮膚の奥にまで達します。そのため、痛みを伴う確率が高いですが、タコは皮膚表面に角質層ができるため痛みを感じないことも多いです。

参照元:公益社団法人 日本皮膚科学会 資料28ウオノメとタコとのできかたの違い(模式図)より
魚の目やタコが出来ている場合、姿勢の悪さ・歩き方の歪みに原因が隠れていることが多いです。つまり、魚の目やタコは全身の不調のサインです。整体院などに相談し、姿勢や歩き方を早期に改善しておきましょう。
変形爪
変形爪とは、爪の変色・分厚く変形した状態を指します。見た目の悪化や痛みを伴うことがあるため、早めにケアをおこなうことが大切です。
足の爪のケア方法
足の爪のトラブルを避けるために、どのようなケアをしたら良いのでしょうか。ここからは、具体的なケア方法をお伝えします。足の爪のトラブルを避け、健康な毎日を送るためにぜひ参考にしてみてください。足の爪のトラブルを再発させたくない方にも適した方法を解説するので、毎日のケアに取り入れてみてください。
足の爪まわりを毎日洗う
足の爪のケアで大切なのは、足の爪を清潔に保つことです。衛生状態が悪いと足の爪のトラブルに見舞われやすくなります。
足を綺麗に保つには、入浴時に足の指だけでなく足の爪を念入りに洗うことが重要です。足の爪を洗う際は、爪ブラシ・歯ブラシを使って汚れを取り除くと細かい汚れを落としやすいです。
ネイルオイルや足爪用浸透補修液で保湿する
足の爪のトラブルは乾燥から引き起こされることを、前の章で説明しました。そのため、足の爪のトラブルを防ぐには乾燥を防ぐための保湿ケアが必要です。特に年齢を重ねると、足の皮膚や爪が乾燥しやすくなるので注意しましょう。
足の爪に、ネイルオイルを塗ったり、足爪用浸透補修液で充分な保湿を行うことで、爪のトラブル悪化を防げます。
ネイルオイルには以下のような種類があります。
・チューブタイプ
・スポイトタイプ
・ハケタイプ
・ロールオンタイプ
使いやすさや香りの好みに合ったものを選びましょう。好きなものを使うことで、習慣化にもつながります。ネイルケアは、日々の積み重ねが特に大事な部位です。すぐによくなるものではないため、お気に入りのケアグッズを見つけて継続的に取り組むのが楽しくなるような工夫をするのもおすすめです。
足に負担がかからないサンダルを選ぶ
足への負担を減らすことも、足のトラブルを防ぐ重要な解決法の一つです。ヒールが高い靴は、足の爪があるつま先に刺激が生じやすいため、爪の状態が改善するまでは避けましょう。
足のトラブル改善に効果的な靴はサンダルです。なぜなら、足のつま先部分が覆われていない靴は、足の爪への負荷を減らしてくれるからです。おしゃれは少しの間我慢して、足の爪のトラブルが解決するまでの間はできるだけサンダルを選びましょう。
爪を適切な長さになるよう整える
足の爪のトラブル回避のために、日常的なケアとして取り入れやすいのが爪きりです。足の爪を適切な長さに切りそろえることで、爪のトラブルを引き起こしにくいです。爪を伸ばしておくと、爪の変形(割れ・折れ)が起きる可能性が高まります。そのため、短く整えておくことが重要です。
具体的には、足の指と同じくらいの長さに整えるのがベストです。隣の指を傷つけない程度に、切りそろえましょう。
爪きりの頻度は、若年者は2週間に一度、高齢者は1か月に一度を目安にしてください。
足の爪のケアをする時の注意点
足の爪のケアをする時の注意点を紹介します。
ケアの方法を間違えてしまうと、爪のトラブルを悪化させる可能性があります。また、ケアのしすぎも足の爪や皮膚に悪影響を与えかねないため、適切な方法を知るところから始めましょう。
深爪にならないよう切り方に注意
適切な爪の切り方は、「深爪にならないように切ること」です。足のトラブルを防ぐためにも、爪切りの際は切りすぎないように注意しましょう。
適切な長さと切り方を図解したものを紹介します。
まず足の指と同じくらいの長さに爪切りで切ったあと、次に爪の角を爪やすりで削ります。爪やすりがなければ、爪切りに付属しているやすり部分を使用しましょう。

参照元:一般社団法人日本創傷外科学会
スクエアオフカットをおこなうことで、巻き爪や陥入爪の予防につながります。側面をやすりで整えないと、隣の指を傷つけて細菌感染などにつながる恐れもありますので、必ずスクエアカットしたあとやすりで角を丸くすることを忘れないようにしておきましょう。
巻き爪や陥入爪の前兆が見られる場合は、ぜひ今日から「スクエアオフカット」の形に爪を整えてみましょう。
ケアのしすぎで肌を痛めないように注意
必要以上にケアをしすぎると、逆に肌に刺激が加わりすぎて悪影響につながる可能性があります。
当記事では、足のケアについて主に「爪切り」「保湿」の2つに分けて説明します。爪切りについては、前の章で説明した通り、切りすぎて深爪にならないよう気をつけましょう。保湿に関しては、特にやりすぎて肌が損傷するといった事例はありませんが、何事もやりすぎは禁物です。
やりすぎてしまうケアの代表例として、甘皮処理が挙げられます。
甘皮処理のやり方を解説しますので、ぜひ取り入れてみてください。
広島周辺で足の爪のケアでお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!
セラピストプラネットでは、足の爪の不調を改善するだけでなく、再発しないように体のトータルサポートも行っています。
足の不調は、全身の不調のサインです。姿勢や歩き方をより良くしていくことで、健康な体を取り戻し快適な日常生活を送りませんか。
当院では、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。もし現在、広島周辺で足の爪のケアでお悩みの方はセラピストプラネットにお気軽にご相談ください!