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陥入爪のトゲの原因は?放置するリスクや改善方法をご紹介!

足の指の爪の脇にあるトゲにお困りではありませんか?

このトゲは「爪棘(そうきょく)」といって、放っておくと痛みや化膿などのトラブルを招くことがあります。

この記事では、陥入爪(かんにゅうそう)の「トゲ」を放っておくリスクや改善方法などについて詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

爪の脇にできた痛い「トゲ」、その正体は爪の一部が刺さった「爪棘(そうきょく)」

その痛い「トゲ」の正体は、爪の切り残しや角が鋭く尖って、皮膚に突き刺さったものです。

これを専門的には「爪棘(そうきょく)」と呼びます。

爪棘は、陥入爪が悪化する過程で非常にできやすい状態です。

深爪などで不適切に切られた爪の角が、伸びてくる過程で正常な進路を妨害され、皮膚組織に食い込んでしまうことで形成されます。

爪がトゲのように刺さるのはなぜ?主な原因は「深爪」と「靴の圧迫」

爪棘ができてしまう主な原因は、日常生活の中に潜んでいます。

特に多いのが「不適切な爪の切り方」と「足に合わない靴」の2つです。

爪の白い部分がなくなるほどの深爪や、角を斜めに深く切り込むやり方は、爪棘の最大の原因です。

また、ハイヒールや先の細い革靴など、つま先を強く圧迫する靴を長時間履くことも、爪が皮膚に食い込むのを助長してしまいます。

心当たりがないか、ご自身の生活習慣を一度振り返ってみましょう。

そのままは危険!陥入爪のトゲを放置する3つのリスク

「少し様子を見れば自然に改善されるかも」と考えるのは危険です。

爪棘を放置すると、症状が悪化する可能性があります。

ここでは、放置することで起こりうる3つの代表的なリスクを解説します。

リスク1:痛みがどんどん悪化し、歩くのも辛くなる

最初はチクチクする程度の軽い痛みでも、放置すると爪がさらに深く食い込んでいきます。

すると、炎症が広がってジンジンとした強い痛みに変わり、最終的には靴を履いたり歩いたりするだけで激痛が走るようになります。

日常生活に大きな支障をきたす前に、早めの対処が大切です。

リスク2:化膿して膿が出る(二次感染)

爪が刺さった部分は、皮膚にできた傷口と同じです。

この傷口から細菌が侵入すると、「二次感染」を引き起こします。

患部が赤くパンパンに腫れ上がり、黄色い膿が出てくることもあります。

ここまで進行すると、セルフケアでの改善は非常に困難になります。

リスク3:痛みをかばうことで歩き方が歪み、膝や腰も痛くなる

足の指が痛いと、無意識のうちに痛みをかばうような不自然な歩き方になります。

この状態が続くと、足首や膝、股関節、さらには腰にまで余計な負担がかかります。

その結果、陥入爪とは別の場所に新たな痛みや不調を引き起こす原因にもなりかねません。

こんな症状があればすぐに当院にお任せください!

セルフケアはあくまで初期の軽い症状に対する緊急のケアです。

もしも症状が「ただ爪が刺さって少し痛い」というレベルを超えているなら、ぜひ当院にお任せください。

放置すると悪化する一方なので、気をつけてくださいね。

強い痛み・腫れ・膿がある場合は迷わず皮膚科へ

以下のような症状が見られる場合は、感染症や重度の炎症を起こしている可能性が高いと考えられます。自己判断でのケアは症状を悪化させるだけなので、すぐにご相談ください。

・歩くのが困難なほどの強い痛みがある

・指全体が赤くパンパンに腫れ、熱を持っている

・黄色っぽい膿が出てきている

・傷口から赤い肉が盛り上がってきている(不良肉芽)

病院ではどんな施術をするの?

ちなみに、病院での施術と聞くと、「爪を全部剥がされるのでは?」と怖く感じるかもしれませんが、実際には症状の重さに応じてさまざまな選択肢があります。

ほとんどの場合、患者さんの負担が少ない施術から始めます。

よくある施術を表にまとめました。

施術方法概要利点欠点
保存的療法コットンパッキング、テーピング、塗り薬・飲み薬、矯正具(ワイヤーなど)体への負担が少ない、初期症状に有効効果が限定的で、重症例には不向き
外科的療法部分切除、フェノール法(爪母を焼灼し再発を防ぐ)など根本的な改善が期待できる麻酔が必要、術後に痛みを伴うことがある
その他冷凍凝固療法(液体窒素で肉芽を処理)など盛り上がった肉芽に有効施術時に痛みを伴うことがある

症状が軽い場合の保存的療法

症状が軽ければ、テーピングやコットンパッキングの指導、炎症を抑える塗り薬や感染を防ぐ抗生物質の飲み薬が処方されます。

また、爪の弯曲が原因の場合は、ワイヤーやプレートを使った矯正も選択肢となります。

これらは爪の形を物理的に矯正し、食い込みを根本から改善する方法です。

症状が重い・繰り返す場合の外科的療法

保存的療法で改善しない場合や、感染がひどい場合には外科的療法が検討されます。

最も一般的なのは、局所麻酔をして、食い込んでいる爪の角だけを部分的に切除する方法です。

さらに再発を防ぐため、「フェノール法」といって、切除した部分の爪母(爪を作る組織)を薬品で処理し、その部分だけ爪が生えてこないようにする方法を併用することが多いです。

陥入爪のトゲを予防する方法は?

一度陥入爪になると、再発しやすいのが特徴です。

つらい痛みを繰り返さないためには、日頃のケアが何よりも大切になります。

今日から実践できる3つの簡単な習慣をご紹介します。

1. 爪はまっすぐ切る「スクエアカット」が基本

爪の切り方一つで、陥入爪のリスクは大きく変わります。

理想的なのは、爪の先端をまっすぐに切り、両角はヤスリで少しだけ丸めるスクエアカットです。

指の形に沿って丸く切るラウンドカットや、角を深く切り込むバイアスカットは絶対にやめましょう。

2. つま先に負担の少ない靴を選ぶコツ

足に合わない靴は、爪を皮膚に押し込む強力な原因となります。

靴を選ぶ際は、つま先に1cmほどの余裕があり、指が自由に動かせるものを選びましょう。

特に、ハイヒールや先の尖ったパンプス、窮屈な革靴は、履く時間をできるだけ短くする工夫が必要です。

3. 毎日足を清潔に保つ

足を清潔に保つことは、感染症予防の基本です。

毎日お風呂で石鹸をよく泡立て、指の間や爪の周りを優しく丁寧に洗いましょう。

洗浄後は、タオルで水分をしっかり拭き取り、乾燥させることが大切です。

足を清潔に保つことで、万が一小さな傷ができても、化膿するリスクを減らすことができます。

広島周辺で陥入爪のトゲにお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!

この記事では、陥入爪(かんにゅうそう)の「トゲ」を放っておくリスクや改善方法などについて詳しくご紹介しました。

ぜひ、以下のことに気をつけてくださいね。

・爪のトゲ(爪棘)の主な原因は「深爪」と「靴の圧迫」

・放置すると痛みや感染が悪化し、歩行にも影響が出るリスクがある

・強い痛みや腫れ、膿があれば無理せず当院へ

・病院では症状に応じたさまざまな改善方法があるため、過度に怖がる必要はない

・再発予防には「スクエアカット」「正しい靴選び」「足を清潔に保つ」習慣が不可欠

爪のトゲに気づいたら、まずはご自身の症状を冷静に観察し、適切な行動をとりましょう。

早めの対処が、つらい痛みからの早期回復につながります。

セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。

もし現在、広島周辺で陥入爪のトゲにお悩みの方はセラピストプラネットにお気軽にご相談ください!

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