子供の足の爪が変形していて気になったことはありませんか?子どもの爪は大人よりも薄くて柔らかいため、変形しやすいといわれています。中には巻き爪のような症状が出ることもありますが、ほとんどの場合は成長とともに自然と整っていきます。この記事では、子どもの足の爪が変形する原因や、対処法、変形を防ぐために大切な靴選びのポイントについて詳しくご紹介します。
子供の足の爪が変形する原因は?
子どもの足の爪は、刺激や乾燥ですぐに変形しやすいのが特徴です。歩き方や靴の影響、遺伝的な要因などが関係することもよくあります。ここでは、子どもの足の爪が変形する主な原因について詳しくご紹介します。
爪の薄さや柔らかさの影響
赤ちゃんや小さな子どもの爪は変形しやすく、新生児では爪が反り返ることもよくあります。この反り返りを見ると、貧血の症状で知られる「スプーンネイル」を心配される方もいますが、貧血の場合は機嫌の悪さや食欲不振など、ほかの症状も現れることが多いものです。まずは、子どもの爪はそもそも変形しやすいと知っておくことが大切です。症状が爪の変形のみであれば、過度に心配する必要はありません。
爪の潤いの不足
子どもの爪は大人に比べて水分量が少ないため、乾燥しやすい傾向にあります。乾燥が原因で爪が反り返ったり、割れやすくなったりすることもあるのです。冬場やエアコンの効いた室内では、乾燥の影響が出やすいので特に注意が必要です。爪も肌と同じように保湿をしましょう。お風呂上がりや手足の保湿のついでに、爪のまわりまでクリームを塗ることがおすすめです。
巻き爪
巻き爪は、大人だけでなく子どもにも起こることがあります。一般的に巻き爪の原因としては、歩き方や足の使い方、間違った爪の切り方(深爪や伸ばしすぎ)、骨や関節の形状の問題などが挙げられます。大人では足の使い方が主な要因ですが、子どもの場合はさらに先天的な要素が関係することがあります。例えば、以下の原因が影響していると考えられます。
- 扁平足
- 骨格的な特徴
- 土踏まずを支える筋肉の機能低下
- 現代の靴の構造
- 屋外活動の減少
子どもが巻き爪になったことで「靴が合っていなかったのでは」「爪を短く切りすぎたのでは」と心配される親御さんもいらっしゃいますが、必ずしもそれだけが原因ではありません。生まれ持った体の特徴や生活環境も大きく関わっているため、まずはそこから見直してみましょう。
履き物の影響
幼児期は裸足で遊ぶことが多く、この時期に親指の爪がスプーンのように反り返ることがあります。しかし心配はいりません。成長とともに靴を履いて過ごす時間が増えると、自然に爪の形は整っていきます。また、サイズが合っていない靴や硬すぎる素材の靴を履き続けると、爪に圧力がかかり変形の原因となることも。成長に合わせたサイズ選びや、足に合う素材の靴を選んでみましょう。
子供の足の爪が変形している時の対処法は?
子どもの足の爪に変形がみられても、基本的には成長とともに自然に改善することがほとんどです。しかし、爪の切り方や靴の履き方を間違えると悪化することもあります。ここでは、家庭でできる予防や対処法についてご紹介します。
成長過程で自然に改善していくことがある
赤ちゃんやまだ歩けない幼児の爪が反り返っているのを見ると、心配になる方も多いでしょう。しかし、先にご紹介したように成長の過程でよくみられる現象です。赤ちゃんは裸足で過ごしたり、ハイハイをしたりすることで、つま先に力が加わるため、爪が反りやすくなります。成長に伴って、立って歩くようになり、靴を履く生活が始まると自然と爪の形も整っていきます。大きな痛みやほかの症状がなければ心配する必要はありません。爪や足の状態を定期的にチェックしてあげましょう。
子供のうちに正しい爪切りの仕方を身につける
間違った切り方をすると陥入爪(かんにゅうそう)などのトラブルを引き起こすことがあります。小学校の5〜6年生くらいになると、半数以上が自分で爪を切るようになっているといわれています。子どもが自分で切るようになる前に、正しい爪切りの方法を教えることがとても大切です。特に足の爪は深爪にならないように、刃先で少しずつカットするのがポイントです。爪切りには平形(テコ型)やニッパー型があり、家庭では平形が主流です。さらに刃の形はカーブ状と直線状があり、足の爪には直線刃の方が適しています。直線刃でまっすぐに切ることで、巻き爪の予防にもつながります。
靴の履き方に注意する
足や爪のトラブルは、靴の履き方によっても引き起こされることがあります。かかとを踏んで履いたり、靴ひもを結んだまま無理に脱ぎ履きしたりしていませんか?
このような習慣は靴の形を崩し、足や爪への負担となります。正しい靴の履き方を子どものうちから身につけることが大切です。靴を履く時はまず靴ひもやベルトをゆるめて履き口を広げ、足を奥までしっかり入れます。かかとを靴の一番後ろに合わせたら、つま先から順番にひもをしっかり締めていきます。これにより足が安定し、歩行中の衝撃やズレが減り、足や爪のトラブルを防ぐことができます。
子供の足の爪を変形させないための靴の選び方のポイントは?
靴の選び方は、子どもの足や爪を変形させないために大切です。サイズやフィット感、靴底のやわらかさなど、成長期の足に合った靴を選ぶことで、爪の変形やトラブルを防ぐことができます。ここからは、子供の靴を選ぶときのポイントについて詳しくご紹介します。
つま先にゆとりがある
子どもの足は成長がとても早く、女の子は約12歳、男の子は約15歳頃まで大きくなり続けます。この時期の靴選びはとても大切です。小さすぎる靴は爪や足指を圧迫してしまい、爪の変形や痛みの原因になります。逆に大きすぎる靴も足が中で動きすぎて負担がかかります。靴選びの際は、つま先部分に約1cmほどの余裕があるものを選ぶのが目安です。簡単に確認する方法は、中敷きを取り出して足を乗せ、かかとを合わせてつま先側のゆとりを見ることです。3~6ヶ月ごとに足のサイズを測る習慣をつけて、成長に合わせた靴選びを行いましょう。
靴ひもやマジックテープで足の甲を固定できる
子どもの靴は履きやすさと同時に、足をしっかり固定できるかどうかも大切です。靴ひもやマジックテープがついている靴は、足の甲をしっかりと押さえることができ、靴の中で足が動きすぎるのを防げます。低学年のうちは、折り返しタイプのマジックテープの靴がおすすめです。高学年になるとひも靴を履く子も増えるため、この時期には自分でしっかり靴ひもを結べるようにしましょう。足をしっかり固定できる靴であれば歩行も安定するため、足や爪への負担を減らして、変形を防げます。
靴底にクッション性がある
靴底のクッション性も大切なポイントです。適度なクッションがあることで、歩いたり走ったりした時の衝撃を和らげることができるため、足への負担が軽減されます。また、靴底は足指の付け根の部分でしっかり曲がるくらいの柔軟性が必要です。これにより、足の自然な動きを妨げずにサポートできます。さらに、かかと周りの作りがしっかりしている靴を選ぶことで、足首の安定性も高まり、正しい歩行姿勢を身につけることもできます。デザインだけでなく、機能性も重視して靴を選びましょう。
広島周辺で子供の足の爪の変形でお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!
この記事では、子供の足の爪の変形の原因や対処法、靴選びのポイントなどについて詳しくご紹介しました。子どもの足の爪は、大人よりも繊細です。乾燥や靴の影響、歩き方など、さまざまな原因によって変形することがあります。しかし、成長とともに自然に整っていくことも多いため、正しい爪の切り方を身につけ、足に合った靴を選ぶなどの工夫をして様子をみましょう。
セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。
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