お出かけやスポーツの後に、足にできてしまったマメがチクチクとした痛みを感じたり、歩くたびに痛んだりして悩んだ経験はありませんか?小さなマメ一つでも、不便をもたらすことがあります。
なぜ足にマメができてしまうのでしょうか?やけどのような水ぶくれのようなものですが、実際は皮膚への摩擦や圧力が原因で起こる体の防御反応です。
この記事では、足にできるマメの原因や改善方法、予防方法などについて詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
足にできるマメとは?
足にできるマメは、やけどのときに見られる水ぶくれと同じようなものです。足の裏や指は、歩いたり走ったりする時に地面と触れる場所なので、繰り返し擦れることで皮膚に負担がかかります。すると、皮膚の表面と奥の部分が少しずつ剥がれて、その間に体から出る液体が溜まってできるのが、このマメの正体です。
長時間歩いたり、ランニングをしたりすると、自分の体重が足にかかりながら地面に接するので、特にマメができやすくなります。ひどくなると、痛みを感じたり、出血してしまうこともあり、そこから雑菌が入って化膿してしまう可能性もあります。そのため、マメができてしまった時は、きちんとケアすることが大切です。
足にマメができる原因は?
足にマメができる大きな原因はさまざまです。ここでは、靴や靴下との摩擦、歩き方の影響、指同士の摩擦について詳しくご紹介します。
靴や靴下との摩擦
足にマメができる大きな原因のひとつは、靴のサイズが合っていないことです。もし靴が小さすぎると、つま先や指がギュッと圧迫されてしまい、特定の場所にばかり摩擦が起きてしまいます。逆に、靴が大きすぎても、中で足が安定せずに動いてしまうので、これもまた摩擦につながるのです。特に親指の付け根あたりにマメができる場合は、靴の横幅が合っていない可能性が高いかもしれません。
また、靴下との摩擦も意外な原因になることがあります。靴のサイズがぴったりでも、靴下が足元でたるんだり、シワになったりすると、それが足に擦れてマメができてしまうことがあります。歩いているうちに靴下の中でずれてしまうこともあるので、特にランニングなど運動をする際は、足にしっかりフィットするスポーツ用の靴下を選ぶのがおすすめです。
歩き方が不自然で特定の部位に負荷がかかっている
普段の歩き方も、マメのできやすさに関わってきます。もし歩き方に偏りがあったり、姿勢が乱れていたりすると、足の特定の部分にばかり不自然な負荷がかかってしまい、そこが擦れてマメができやすくなるのです。姿勢が悪いと、体全体が疲れやすくなり、それがまた歩き方をさらに乱してしまうという悪循環に陥ってしまうこともあります。
指同士の摩擦
足の骨格や、長年の歩き方の癖などによって、歩く時に指同士が擦れ合ってマメができてしまうこともあります。特に、足の指がまっすぐではなく、少し曲がっていたり、重なっていたりする方は、指と指の間が触れやすくなり、摩擦が生じやすい傾向にあります。
歩くたびに指と指の間がこすれると、そこに摩擦熱が生じ、皮膚に負担がかかります。特に汗をかきやすい環境だと、皮膚が柔らかくなり、摩擦の影響を受けやすくなることも考えられます。また、履いている靴下の素材も、この指同士の擦れやすさに大きく影響します。例えば、綿素材は吸湿性に優れていますが、汗を吸った後に乾きにくく、湿った状態が続くと摩擦が起こりやすくなることがあります。一方で、滑りやすい素材や、指の間が独立しているタイプのソックスを選ぶことで、指同士の摩擦を軽減できる場合もあります。自分の足の形や歩き方、そして履いている靴下の特徴を知ることで、マメの予防につながります。
足のマメは削っても大丈夫?
足にマメができてしまうと、気になって削りたくなったり、つぶしたくなったりするかもしれません。しかし、ご自身でマメを削ったり、つぶしたりするのは、あまりおすすめできません。なぜかというと、かえって状態を悪化させてしまう可能性があるからです。
もしマメをつぶしてしまうと、皮膚にできた小さな傷から雑菌が入ってしまい、そこが感染症を起こしてしまう恐れがあります。そうなると、痛みが増したり、赤く腫れてしまったりして、さらに回復が遅くなってしまいます。そのため、マメはむやみに削らないようにしましょう。
ただ、足の裏にできたマメは、どうしても歩くたびにつぶれてしまって、強い痛みを伴うことがありますよ。もしどうしてもつぶす必要があると感じる場合は、清潔な状態で行うことが大切です。例えば、消毒した針などでそっと小さな穴を開け、中に溜まった水を出します。その後は、傷口をきれいに洗い流して、上から絆創膏などを貼って、外部からの摩擦や刺激から保護しましょう。
足のマメを改善する方法は?
もし足にマメができてしまったら、まずはその部分を清潔に保つことが大切です。小さなマメであれば、特に何もせずにそっとしておけば、自然に皮膚が回復してくることがほとんどです。ただし、水ぶくれが大きくて痛みを伴う場合は、先ほどご紹介したように無理につぶさずに、針でそっと穴を開けて中の液体を出すだけにとどめて、その上を保護するという方法もあります。この時、針は必ずアルコールなどで消毒し、穴を開けた後は、きれいな水で洗い流してから絆創膏などで覆いましょう。
大切なのは、患部を刺激から守り、雑菌が入らないようにすることです。摩擦を防ぐために、クッション性のある絆創膏や専用のパッドを使うのもおすすめです。もしマメが赤く腫れてきたり、膿が出たりするようであれば、感染症の可能性があるので、ぜひ当院にご相談ください。
足のマメを予防する方法は?
マメは一度できると痛くてストレスになりますよね。ここからは、足のマメを予防する方法についてご紹介します。
足が蒸れないようにする
足が蒸れると皮膚がふやけてしまい、摩擦に弱くなってマメができやすくなります。これを防ぐためには、通気性の良い靴や靴下を選ぶことがとても大切です。例えば、メッシュ素材のスニーカーを選んだり、吸湿性や速乾性に優れたスポーツ用の靴下を履いたりするのも良い方法です。
もし「いつもこのあたりにマメができる」という特定場所があれば、お出かけ前にその部分にベビーパウダーを軽くはたいたり、靴擦れ防止クリームを塗ったりするのも効果的ですよ。これらは皮膚と靴や靴下の摩擦を減らしてくれるので、マメができにくくなります。ぜひ試してみてくださいね。
インソールを着用する
足の形や歩き方には個人差があるので、市販の靴や靴下だけではどうしても足に合わない部分が出てきてしまうことがあります。そんな時に役立つのがインソールです。インソールは、靴の中に入れて足の形をサポートし、体重のかかり方を分散させたり、歩行時の衝撃を和らげたりする役割があります。
当院では、患者様お一人おひとりの足の形や歩き方を詳しく拝見し、その方にぴったりのオーダーメイドのインソールを作成しています。足に合ったインソールを使うことで、特定の場所に集中する摩擦や負担を減らし、マメができるのを効果的に予防することができます。足のトラブルにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
広島周辺で足のマメでお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!
この記事では、足にできるマメの原因や改善方法、予防方法などについて詳しくご紹介しました。
足にできるマメは、身近なトラブルですが、適切に対処・予防することで、早期に改善することができます。
セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。
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