Trilogy
Our father arrived chainsaw in hand to carve a great hole in the wall between our two offices! Trilogy headquarters had become 'open-plan'

ブランドの立ち上げ

私たちの最初のオフィスは、間に合わせの壁とブリキの屋根でできていて冬は凍るように寒く夏は耐え難いほど暑いものでした。人々が想像する魅惑的な化粧品業界の世界とはかけ離れたところでした。

我々は確固たるビジョンを持っていました。ブランドを市場に出し育てるために、限りあるお金を品質の良い製品、デザイン、サービスにかけたいと思いました。ですからある日父がチェーンソーを持って訪れ私たちの2つのオフィスを仕切っている壁に大きな穴を開けてくれたときには本当にありがたかったです。トリロジーの本社は「オープンプラン」(部屋の間仕切りをほとんど行わない方式)になったのです。

キャサリンと私は父の革新の精神をもって化粧品業界での第一歩を踏み出したのです。

微々たる開業予算であったため、最初の生産とパッケージングを行った後はほとんどお金が残りませんでした。そこで援助してくれる人をさがし始めました。

私たちは仕事を分担しました。私は今までのビジネス経験を活かしビジネスプランの確立と代理店と小売業者を通じての商品流通ルートの開拓に専念しました。キャサリンは彼女の経験を活かし商品開発とブランドの構築につとめました。

胸に抱いた志は大きかったのですがコネクションに乏しかったので、電話を掛けまくりました。何百回という電話での会話やミーティングを経て素晴らしいチームを作ることができました。メンバーには化粧品専門の化学者、フレグランスの専門家、デザイナー、パッケージングのエキスパートなどがいました。今でも我々の商品を世界中に販売してくれている営業のメンバーもその時からのメンバーです。

最初の年はまさにジェットコースターに乗っているようなめまぐるしい1年でした。自分たちの給料はスズメの涙ほどのものでした。しかしそうこうしているうちに最初の商品群が発売になり、生産ラインもまわるようになりました。数百というお店が我々の商品を置いてくれるようになり次第に利益を上げられるようになりました。いっしょに働く喜びを感じだしてきたのもこのころです。

サラ ギブズ